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2024年11月24日
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「暇だから構って頂戴。」

2009年10月30日
ジャンル:暇潰し系会話ゲーム
DL:vector
制作者:巴月夜子
攻略:美香月'sフリーゲームレビュー


ツンデレ少年で遊ぼう!

 紹介
完全コメディ。
ツンデレ貴族少年(高飛車)を無口な主人公(偽装)がひたすら弄くる感じのゲーム。
突拍子もなくぶっとんだENDが10ほど。さくさく出来ます。暇潰しにはうってつけ。


>以上紹介文より転載


 レビュー

ツンデレ貴族少年
「………ん?何だお前。
何の用だ。俺は忙しいんだ、用が無いなら消えてくれ」

女主人公
「……」

選択肢:
殴る(笑)
殴る(笑)
殴る(笑)←

――という感じの作品です。
プレイ時間は一週3~5分ほどの短編。
ツンデレ少年ミシュカと会話しながら有意義な時間を過ごしましょう。


妙に暴力的な女主人公がツボに嵌りました。
殆どの分岐に拳で語る選択肢が用意されていまして、かなり選び易かったです。悩む時間は必要なし。まさにサクサクな内容でした。

相手も相手。
ミシュカは言動の上では生意気で反抗的なんですがどこか人懐っこさが感じられる、そんな少年です。つまりまぁ若いというか幼いんですが、それだけに、ついついからかいたくなります。

そんな相反した二人の息が合い具合と言ったら……
全体的にニヤニヤできる内容です。

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「鉄綺工場」

2009年10月28日
ジャンル:童話的SLGノベル
DL:vector
制作者:ベンジャミンかよ




 紹介
昔々、まだお母さんとお父さんが産まれてなかった頃、僕の街には工場があり、黒い塀と黒い柵をもっていました。

毎日のように、大きな音を立てて「何か」を作っていました。
不思議なことに、誰に聞いてもその工場が、何を作っているかは分かりません。

畏怖と少しだけの嫌悪をもってその工場は、鉄綺工場と呼ばれていました。

僕が今から話すことは、その工場の、不思議なお話。


■■■■■

(C)ららん中ではお勧めのゲーム。
友情っていいよね!
なんか好き好きって感じの雰囲気に浸りたい人向け。
妖精達は全部で8人。どいつもこいつもキュートで個性的。
システムも変わっているから、きっと楽しめるよ!


>以上紹介文より転載


 レビュー

"星"を作る鉄綺工場、
そこで働く9人の妖精達のふれあいを描いたふわふわした作品です。


9人の妖精は以下の通り↓
リーダーのササン
幼いマー
ひねくれたガブガブ
無口なニィムディム
愉快なンィ
優しいドーゥー
賢いジョダン
狂ったハブキィ

全員が全員良い子というか良き妖精です。
やりとりを見ていると癒され、なんだかホッとします。
モンスターデイズ」と近い作品ですね。

9人のやりとりだけでも結構な容量がありますが、その他にもそれぞれの生い立ち的なものが知れるイベントも用意されおり、それを見る前と見た後でまた見え方も変わってきて面白いです。

何て言うか……
モンスターデイズもそうですけど、こういう絵本的な作品を作れる人って私は素直に尊敬します。
疲れている人・元気をもらいたい人にオススメな作品です。


あと、SLG部分で初めは戸惑う人もいるかもしれませんね。
そんなに難しいシステムではありませんが、説明書を読まないとちょっと取っ付きにくいかもしれません。そして説明書がビックリするぐらい読みにくいのが、この作品……

ですので、簡単な解説をつづきに書きました。
勿論ネタバレなので注意です。
つづきはこちら "「鉄綺工場」"

「感情線」

2009年10月25日
ジャンル:廻る物語
DL:vector(リメイク前)
制作:イッツウ舎

リメイク前リメイク版


 紹介
「僕」はバスの中、大切な「彼女」の名前を思い出そうとしている。

大切だったあのころの日々も、思い出も、その中にはまる最後のピース――「彼女の名前」――がなければ意味がない。

これは、そんな「僕」と「彼女」を廻る物語。


>以上紹介文より転載


 レビュー

悲しいすれ違いの物語であって、
強い絆が結びあう物語。


内容としては、紹介の通り。
環状線を周回するバスに乗り込んだものの、今から会いに行く大切な「彼女」の名前を忘れてしまった主人公の「僕」。悩みながら彼女との思い出を振り返ったりするのですが、それでも彼女の名前は出てこない……。

これだけだと、ちょっと記憶力の弱い男性の小話にも思えてきますが、結構主人公の悩み方が深刻な感じでして、読んでるうちにだんだん「どういう事なんだろう?」「何があったんだろう?」と不思議に思えてきます。

そんなミステリアスな部分もありまして、ラストの展開を予想しながら楽しくプレイする事ができました。


結局ラストがどうだったかというと……まぁ、(夢オチ)です。
もうちょっと環状線とか彼女との言葉の遣り取りとかに大きな意味や扱いがあっても良かった気はします。でも、そうすると他のADVみたいにやたら長くなりそうですからね……短編好きとしては何ともいえません。



あと、今作にはリメイク版があります。
大きく変わったのは人物の絵で、他には演出や文章やシステムの細かい変更が加えられています。
普通こういう場合はリメイク版をオススメするのが当たり前なんですが、今作の場合私は好みで選んで貰っていいと思います。

例えば絵は、
上の画像でいう←左がリメイク前で、右→がリメイク後です。
ちょっとリメイク後はアニメ調になってます。

文章は、
リメイク後の方が判りやすいです。逆にリメイク前は奥ゆかしいです。

演出・システムは、
これは本当に微妙な違いですが、私はリメイク前の方が好みですね。
病室のドアを開ける)演出が無くなっているのは、意図があるんでしょうか……。

「Black taker -Vanishing Twins-」

2009年10月23日
ジャンル:ミステリー・推理系アドベンチャーゲーム
DL:vector
制作:Vivid colors
注意:BL要素/流血要素




 紹介
裏の便利屋『Black taker』に来る依頼は変わったモノばかり。
今日も今日とて、不思議な悩みを抱えた依頼人が参りました。
依頼を見事に解決できるかは、貴方の力量次第です。

序章の依頼人は自称二重人格の青年。
依頼内容は『主人格でない方を消して欲しい』なのだが、肝心な事は何も話してくれない。
少ない情報の中での推理。
一つでも間違えると悲惨な結末が待っています。


>以上紹介文より転載


 レビュー

――貴方は自分の知識以上の事を信じられますか?


便利屋実務担当の視点から美しき二重人格者の謎を解いていく異色ミステリーADVです。
Ash~階段~」の作者様の作品。

若干世界観にファンタジーとBLっぽさ混じっているので、人によっては肩すかしをくらうかもしれません。でも、謎めいた雰囲気が面白かったのでジャンルは現代ファンタシーではなくミステリーにしました。


"二重人格の主人格を推理する"
という点から既に興味深かったのですが、『ジキル』と『ハイド』という二人の人格の関係性が何ともいえない感じでして、単なる情報から計算と推測を重ねる推理ゲーには終わっていません。いや、本当になんて言えばいいのか……二人の思いの交錯は実に美しくて清くて。こういうのはBLの専売特許だと考えてる私はBL信者過ぎるでしょうか……。
多くの人は読んでる内にピンとくるでしょう。演出が控えめな分感動するという所まではいかないかもしれませんが、文章から受ける切なさは結構なものです。運命って奴は全く……

推理の方は選択肢を選んでいくタイプです。
ジキルとハイドの言葉を覚えていればそれほど難しくはありません。でも、少し嫌らしい作りです。バッドエンドは後味の悪いものが多いですが、一通り見るのをオススメします(流血描写が苦手な人は注意)。

「阻止 ~橘康平の場合~」

2009年10月20日
ジャンル:三分ミステリー
DL:vector
制作者:nope




 紹介
夢で見た殺人事件が現実で発生する 主人公は殺人を阻止できるか

>以上紹介文より転載


 レビュー

帰省 ~川原純一の場合~」の作者様の次作です。
タイトルが似ていますが恐らくシリーズ的な繋がりはなく、ジャンルも全く異ったものです。
それでも、あっさりとした仕上がりの方は共通してます。

内容は、短い作品なので説明カット。
でも、スッカリ騙されてしました……と、だけ。良い感じに構成されています。
前作のレビューでも言いましたが、
短い時間で楽しませてくれたり驚かしてくれたりするのが短編の良さです。
けして、短さというのはマイナス点ではないのです。