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2024年11月22日
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「ぼくのしったせかいは」
2009年11月16日
ジャンル:老人と湖
DL:作者様HP
制作:アバラヤ
紹介
UMA(Unidentified Mysterious Animal:未確認動物)を探す
青年と老人の物語
>以上紹介文より転載
レビュー
よくある「世界を壊す」系。
なんだけど、ちょっと違う物語。
壊すのは、少年でも少女でもなく――
内容としては、
山奥でUMA捜索に執念を燃やす酔狂な老人と何やら悲観的な青年の交流……まぁ交流といえるほどでもない、出会いを描いた作品です。
けして暖かくはなく、ハートフルでもありません。女の子成分ゼロ。始終、我の強い二人がガチガチぶつかってます。結構、私はこういう"老人とひねくれた少年/青年の交流もの"が好きなたちなので、テンポよく交わされる言葉の遣り取りが愉快でした。また、そうしてる間にもきっちり物語が進んでいるのがこの作品の上手いところです。
そして重要なのが彼らを包んでいる世界観。
「GOS」というものが話の中心になるんですが、それに対して二人の思いが面白い具合に絡んでいきます。
"UMA捜索"といわれても正直ピンとこないかもしれませんが、ラストまでいくと意外と感動できたりする作品です。
爺カッコいいぜ!
作中時間で数日、プレイ時間で15分ぐらいの短編もの。一部難しい話もでてきますが、気軽にプレイできる作品かと思います。
そして、蛇足。
プレイした後、結局GOSとは何だったのか?と考えていくと作品の見え方が色々と変化して面白くなってきます。
GOSだけに限らず青年や爺をとっても、色んな捉え方ができる作品だと思います。
あやふやで十分じゃない描き方というのは好みが分かれる要因ですが、「結局どういう話だったの?」と思うのであれば、自分で考えてしまえば良いと私は思います。
DL:作者様HP
制作:アバラヤ
紹介
UMA(Unidentified Mysterious Animal:未確認動物)を探す
青年と老人の物語
>以上紹介文より転載
レビュー
よくある「世界を壊す」系。
なんだけど、ちょっと違う物語。
壊すのは、少年でも少女でもなく――
内容としては、
山奥でUMA捜索に執念を燃やす酔狂な老人と何やら悲観的な青年の交流……まぁ交流といえるほどでもない、出会いを描いた作品です。
けして暖かくはなく、ハートフルでもありません。女の子成分ゼロ。始終、我の強い二人がガチガチぶつかってます。結構、私はこういう"老人とひねくれた少年/青年の交流もの"が好きなたちなので、テンポよく交わされる言葉の遣り取りが愉快でした。また、そうしてる間にもきっちり物語が進んでいるのがこの作品の上手いところです。
そして重要なのが彼らを包んでいる世界観。
「GOS」というものが話の中心になるんですが、それに対して二人の思いが面白い具合に絡んでいきます。
"UMA捜索"といわれても正直ピンとこないかもしれませんが、ラストまでいくと意外と感動できたりする作品です。
爺カッコいいぜ!
作中時間で数日、プレイ時間で15分ぐらいの短編もの。一部難しい話もでてきますが、気軽にプレイできる作品かと思います。
そして、蛇足。
プレイした後、結局GOSとは何だったのか?と考えていくと作品の見え方が色々と変化して面白くなってきます。
GOSだけに限らず青年や爺をとっても、色んな捉え方ができる作品だと思います。
あやふやで十分じゃない描き方というのは好みが分かれる要因ですが、「結局どういう話だったの?」と思うのであれば、自分で考えてしまえば良いと私は思います。
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老人と青年の交流ものは自分も大好きで、随分と昔に作ったものですが、とても気に入っています。
個人的には、愛やら友情やらがさっぱりないところが好みです。
追伸
こちらからリンクを貼らせていただきました。いつもレビューをありがとうございます。
私の家族にも科学者がいまして、たぶん自覚はないと思いますけどハードボイルド的な生活を年中大学に籠もって続けていらっしゃいます。科学者って基本ハードボイルドな生き物なんでしょうか……マゾっぽいというか……自分にやたら厳しいんですよね。
ハードボイルド+探偵は自分に厳しく、ハードボイルド+テロリストは世界に厳しく。
爺はなんだか「夢を取り戻す」とか殊勝な事を言ってますけど、一枚皮を取り除けば「お前ら甘えんじゃねぇ」と世界に対して説教してる気がしました。また、されている気がしました、私自身もプレイしていて。
「GOS」を何かに例えるとしたら、「ゲーム機」だと思います。「爺」はそれを子供達から取り上げる「親」。で、爺の言う「夢」とはつまるところ「現実」……そんな風に考えをどんどん繋いでいくと楽しくて楽しくて。今作はプレイしてて凄く面白かったです。
本当に良い作品だと思います。
今回も良作をレビューする機会を与えて頂き、ありがとうございます。
>随分と昔に作ったものですが
そうなのですか。なら、そういう雰囲気も楽しんでいたのかもしれません。
作者様がそういう風に語る作品をプレイして好む性質ですので。
コメントありがとうございます。
作品はとても楽しかったです。
また、ご縁があればまた。