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2017年12月13日
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「SUPERSTITION ~機械仕掛けの物語~」

2010年04月18日
ジャンル:○級サスペンスホラーADV
DL:ふりーむ
制作者:かやぎん さん




 紹介
・・・・女子高生“鏑木 硯(かぶらぎ すずり)”は、
ある日見知らぬ男に誘拐されてしまう。
誘拐されて目覚めた場所は、とある巨大な廃工場。
そこへ、彼女を連れてきた男は、
ある『実験』を始めようとしていた。

襲い来る罠、異形の怪物、
仕掛けられた様々なトラップが彼女を襲う。
そんな中、硯は一人の少女と出会うが・・・・・

※プレイ時間は30~40分程度のサスペンスホラーADVです。


>以上紹介文より転載


 レビュー

ホラー映画にB~Z級好きという考え方があるんだから、
フリゲホラーにもB~Z級好きという考え方があってもおかしくない筈。

――という訳でこのような作品です。

内容としては、
廃工場を舞台にした探索ホラーテキストADV。「BIOHAZARD」や「SILENT HILL」風のホラー物語をテキストADVにしてみました、といった感じの作品は昔のフリゲではよく見かけましたよね。今作はそんな作品達の一つだったのかもしれません。プレイすると懐かしさが込み上げてきます。

ただ、今でも素直に楽しめる作品かというと、微妙な所です。
私は「廃工場からの脱出」という要素に惹かれ今作をダウンロードしてみたのですが、うーん……正直、どうでしょう。プレイしてみると強引な展開や気の抜けるような場面が多く、恐怖演出にも弱いです。細かくツッコミを入れていくとキリが無いくらい惜しい点は目に付きます。……例えば「廃工場」と銘打ちながら、実際それっぽい雰囲気は序盤に少しあるかどうかぐらい。洋上サスペンスと名乗りながら中盤から無人島サスペンスに切り替わる作品がありますが、同じ事を今作もやっています。
ストーリーの方もストーリーの方。普通の怖いホラーを求めると途中で痛い目にあいます。


少々独特なノリとテンポがキツイ作品です。大方の人にはオススメしません。
しかし、逆にそのノリとテンポが楽しめてしまえば何の問題もない訳です。


犯人が「どうだ」とばかりに振りかざす例の武器。
目が点になってしまう危機の脱出方法。
中学生の妄想世界なみに突然強くアグレッシブになる主人公。
真面目に猛威を振るうた○し城トラップ。
犯人の動機とぶっ飛んだ人間性。

プレイしながらふと思い出したのが「DANGER ZONEシリーズ」。
知ってる方がどれだけいるか不安ですが、ツッコミ所満載の○級サバイバルホラーノベルシリーズです。ふひきーという方がニコニコ動画に実況動画をあげ、私はそれを見てフリゲレビューを始めようと決心しました。優れた作品では絶対ありませんが、大きな魅力を持ったシリーズ作品だといいきれます。

今作も彼のシリーズ程ではないまでも同種の魅力を感じました。
A級観点から語る事だけがレビューでは無い筈です。
○級として素晴らしい、良作サスペンスホラーADVです。
楽しみ方が判りそうな方はドウゾ。
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「URBAN LEGEND」

2010年02月03日
ジャンル:白昼夢
DL:作者様HP(研究所→作品ページ)
原作:COCO様(原作掲載ぺージに飛びます)
制作者:八神錬夜




 紹介
怖がりな男が見た怪現象は、果たして現実か。
自らの想像力に苦しむ男と、彼を救う黒縁眼鏡の男。
死にゆく脳細胞に、手向けの花を。


>以上紹介文より転載


 レビュー

題名のとおり日常にひそむ怪現象を描いたホラー作品。
スタンダードでも変則でもなく、情緒系です。感動作とは、また違います。
一味違った作品に映るかと。

内容としては、
何の変哲もない普通の男性が黒縁眼鏡の男と会う度に奇怪な現象に巻き込まれていく、というもの。
割と短い作品です。話数は片手分。速い人ならすぐに読み終わってしまいます。演出などの関係上あまり読み急ぐ事はオススメしませんが、気軽に楽しめる作品です。

個人的に好きなタイプの作品。
落ち着いた作りで、演出・見せ方にこだわりが見え、独自な味付けが光ります。

「監禁ゲーム」

2010年01月15日
ジャンル:緊迫した雰囲気の脱出ゲーム
DL:作者様HP別館
制作者:創井珪
攻略:作品ページ下/プレイ動画




 紹介
-死神に魅入られた。ひとつのミスが命取り-

「目が覚めると、見知らぬ部屋に居た。
ここはどこなのか、どうしてここに居るのか分からない。
それどころか、自分の記憶が全く無い。これは一体……?」

文字だけのシンプルなテキストアドベンチャーゲームです。
いわゆる脱出ゲーム。暗号を解いて先に進みます。
部屋には様々なトラップが仕掛けられていて、失敗すると命はありません。
さあ、無事生きて脱出できるか?


>以上紹介文より転載


 レビュー

タイトルはちょっと危ういですけど、いわゆる脱出ゲームです。
「謎解き失敗→トラップ発動→即死」の連鎖に怯えながら解答を打ち込む緊張感……下手なホラーゲームよりも怖いかもしれません。

「目が覚めたら、見知らぬ部屋に居た」という見慣れ過ぎた展開から始まる今作。全体的に一貫して不気味でホラーな雰囲気は漂いますが、中心はやはり謎解きです。じっくり手元のメモに写したヒントを眺めながら一部屋一部屋進んでいきましょう。
謎解きのタイプとしては結構難しいと言われがちな類のものだと思います。手に入れた何個かのヒントを寄せ集めてコレしかない!という答えを見つけていくというよりかは、少ないヒントから発想をジャンプさせて幾つかの推測を建てていき後は虱潰しというタイプです。更に出てくる謎も初歩的な物から何とでも考えられそうな物まで幅があるので結構大変です。
詰まったら追加で更にヒントが――なんて優しい面もなく平気で殺してきますので、人によっては投げだしてもゴミ箱行きにはせずに不貞寝して明日に持ち込む……そんな根気が必要になってきます(体験談)。

そして、演出。
謎解き中心の作品である事は間違いありませんが、こちらにも秀でた作品です。
ヒントから答えらしきものを導きだし、さぁパスワードを打ち込んだ瞬間のドキドキ感……。結構慣れもあってグロや様々な精神攻撃に対しては耐性があるんですが、今作はほんと意味もなくビクビクしてしまいました(笑)
そこに座って」なんかと近い効果です。プレイ中、BGMが必要最小限に抑えてありまして、ここぞという時しか使われません。落差といいますか、静と動の合わせ技。自分では正解のつもりだけど実際の所どうなんだろう……という心理もあって、トラップの怖さが抜群に高められていたと感じます。

加えて、オマケ。
本編のみでも十分面白い作品ではありますが、クリア後に二週目をプレイしますと肩の力がドッと抜けるようなくだらない話へと分岐します。こういうのがあると作品の纏まりも増しますし、プレイ後の疲れも癒されて良いですね。
コテコテ、面白かったです。
つづきはこちら "「監禁ゲーム」"

「ジンクスホリック・シンドローム 紹介編」

2009年11月03日
ジャンル:中学生女子、三人組。ジンクス、占い、調べたりとかしちゃいます。
DL:ふりーむ
制作者:雨夜

三人の会話は愉快愉快


 紹介
最近、学校で流行っている変なお呪い。

「サンマンさまにお願いしたら何でも叶うよ、叶うよっ」

そんなにすごいお呪いなら流行って当然。
だけどその一方で、「サンマンさまにお願いしてから変なことが起きるの、キモイの」という声も。
ホントかウソか分からないんなら調べてみようか、そうしましょ。

……ってな感じの、比較的ゆる~い感じの小話です。
オカルトが題材だけど、あんまし怖くはありません。


>以上第一話の紹介文より転載


 レビュー

OCCULT PUNK!」の作者様の作品。といっても、雰囲気はだいぶ違いますね。
前作は近未来SFもの。で、今作は中学生の女の子三人が活躍・冒険する学生ものです。


舞台は至って普通の中学校(恐らく)。
中学生といってもまだまだお呪いやジンクスの類に敏感なお年頃。

サヤカ
読書娘で単身文学部。↓二人の保護者役

ユーヒ
強気で頑固。霊感があるっぽいけど心霊否定派

マオ
ムードメーカー兼トラブルメーカーの元気っ子

の三人が仲良くわいわいやりながら身の回りで飛び交うジンクスや噂やお呪いを試したり、解明したり、巻き込まれたり。
ホラーだけどなんだか愉快で、どこか切なく、そしてやっぱり怖い――そんな作品です。

と、ここまでくると「おっ」となる方もいらっしゃる筈。
その「おっ」通り、今作の雰囲気は『トワイライトシンドローム』『夕闇通り探検隊』などとかなり近いです。印象を比較すると『トワイライトシンドローム』から少々トゲを抜いた感じ。
人によってはこの雰囲気だけで十分満足できますかね。
上記のような作品が好きな方には是非ともプレイしてもらいたいっす。


あと、今作は三話構成の続き物です。
形としては一話完結型ですが、サザエさんみたいに別々の脚本家を回している訳ではないので、内容の持ち越しや伏線放置がそれなりの数あります。特に第一話、「終わったのに全然スッキリしない!」「あれで解決したの?」「結局どういう事だったの?」となったのは私だけでは無い筈……。

それでも三話プレイしまして、今は気分スッキリです。
一話単体で考えると心落ち着かない点が多々ありますが、三話で一作と考えるとかなり纏まった作品です。抑える所を抑えています。
なので、是非とも三話全部読み切って頂きたいです。
「あたしたちの冒険は、まだまだ続くっ!」という事で、今後の期待にも繋がると思います。

「群青蝶」

2009年10月10日
ジャンル:超蝶短編ノベルゲーム
DL:ふりーむ
制作者:小倉ハムスター




 紹介

その美しい青い羽根は、ぼくを虜にさせた。

>以上紹介文より転載


 レビュー

子供視点で描かれるどこか懐かしいオーソドックス・ホラー・ノベル作品です。
短編作品でプレイ時間は15分ほど。
わりと穏やかな夏のホラー作品ですので、ホラーが苦手な人にもオススメできる作品だと思います。


舞台は主人公の親の実家であり、祖母が暮らす田舎。
主人公は小学二年生の夏にそこを訪れ、祖母と挨拶を交わすもそこそこすぐさま野に駆け出していく、そんな元気な男の子です。
「冒険だー」と駆け出していく内、"ある怪異"と出くわし災いを被ってしまうのですが、それに対するリアクションが実に子供っぽい。ホラーゲームの主人公に適当かどうかは微妙な所ですが、「あー、判る判る」とついつい懐かしく思ってしまう感じです。
あんまり子供っぽいから、こちらが勝手にハラハラしてしまいます。危機管理の無さが逆に面白いです。

変な言い方ですが、そんな彼に対する怪異の方も子供視点にピッタリなものが用意されています。
一見怖くありません。不思議な雰囲気を漂わせ、心引かれる存在なんです。だけど、不用意に触れてしまうと……
そんな怪異です。


私がこの作品をプレイして懐かしく感じるのは主人公が子供というのに加えて、「花子さんがきた!!」というアニメを思い出したからです。
ほわほわほわほわ花子さーん、というフレーズが印象的なあれです。判る人いますかね? 一応私もゆとり世代なのでオッサン臭がられる心配はないと思いますが……(汗)
実際比較してみるとあまり共通点はないかもしれませんが、短い作品ながら少しずつ少しずつ怖さを積み上げていって最後にビクッとさせる構成なんかが近く思えて、故郷に戻ってきたような気持ちになりました。
ホラーの故郷。オーソドックス・ホラーと書いたのはそのためです。

子供とホラー、そしてちょっとした不条理と温かさ。
児童がスラスラと食品原材料を読み上げる所など一部のコメディ描写は別として、かなり纏まった、「花子さんがきた!!」に追加されてもけして見劣らない作品です。
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