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2017年04月24日
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☆追記...「フランカ」

2016年09月13日
ジャンル:不条理分岐不条理ノベル
DL:vector
制作:17
注意:15禁

物語の形


 紹介
違った風景に出会いたければ、ぼくは歩き出すだろう。
きみが何かを提案すれば、ぼくはそれに応えるだろう。
舞台裏の少年。忘れられた花束。黒い男。絵描き。道は、まだ決まってない。

選択肢でいもづる式に分岐していく短編ノベルです。
性を連想させるシーンがあります。苦手な方はお気をつけください。

※2週目以降のプレイには、タイトル画面から「index」(サクイン)をご活用ください。



過去記事

 追記
不条理な物語が大好きです。
報われない物語、幸の無い話、
登場人物の目的と行動と結果に物語的な条理が与えられないストーリー。
良いですよね。なぜか読み終わって胸がスッとする時さえあります。
ただ、好みを言わせてもらえば、私は人と人との関係性がおりなす無情な話
ってのには、あまり興味がありません。
物語の中心におかしな人がいて、彼彼女の撒き散らす害悪を甘んじて受け止め続ける人達が周りにいて...
なんてストーリーは勿論名作が多く存在しますが、読んでて常に何だかなと思えてなりません。

やはり理想は黒死病。
オススメは「黒死病―ペストの中世史」。
死刑執行人サンソン」しかり優れた歴史解説モノは小説的な面白さを帯びますが、
これも正にガッツリ物語を味わえる一冊です。
迫りくる猛威と惑う人々と救い無き中世の衛生感。
このどうしようも無い感がたまりません。
とにかく人、人、人を浅く広く埋めまくれ、
昨日埋めた息子の死体が犬カラスに喰われていようともお父さんは今日埋める妻と娘の死体にせいいっぱい、
バッタバッタと人が死んでいく。しかして、どうか。
人はそんな状況でも、けして歴史をやめはしない。その素晴らしさや。
理性も道徳心も信仰心も嫉妬も怨嗟も功名心もエロスも絶えはしない。
今まさに病魔がそこまで来ているのに、街おこしにお熱で大損害を喰らうエピソードなど最高です。

とまぁ、こんな書き方をするとまるで人間賛歌になってしまいますが、
それはコントラストの白の部分。白が映えれば黒が映え、黒が映えれば白が映え。

不条理がまかり通るこの世界でも人は条理の頭から離れられず、
今作フランカも選択肢という要素がそれを表しています。
でも迎えられるEDはどうでしょう。報われない、無残、意味が無い。
たとえ少しでも救いがある終りを迎えても、この作品は
「おめでとう! 貴方はベストエンディングを迎えました! やったね!」
なんて言ってくれません。どれも同じ黒色ノートに記された白と赤の丸でしかないのです。
でも、だからこそ一つ一つのイメージは濃い残像となります。

白、黒、白、黒とまるで光を使った拷問のように不条理モノは、
不条理と条理のコントラスト見せてくれます。
そんな作品に触れていて、自分が
条理ある世界から不条理の世界を覗き込んでいるのか、はたまた
不条理の世界にいながら条理の夢を見ているのか、
まるで胡蝶の夢のような感覚に陥れるのも楽しみの一つかと。


……


さてさて、こうダラダラと長々と書いてみても、
自分の好きだという感情を形にするのは実に難しいものですね。
そういう単に「私、この作品好き」というだけの感情をうまく形に文章にする、
というのがこのブログの意図の一つだったのですが、いやはや今をして中々難しい。

これまた作者さん達には失礼な言い方にはなってしまいまずが、
このブログには「見るからに面白そうで、やはり面白かった」という作品はほぼ載せていません。
イストワールとか魔王物語物語とかTRUE REMEMBRANCEなどなど大好きですが、
ブログの意図と違うので載せません(初代ゾウディアックは思う所あるので載せたかったですが)。
「これ、面白いかなぁ?」といったドキドキ感からプレイが始まる、それがフリゲの魅力ですよね。
それがあるからこそ一つ一つが大切な体験になります。
そしてそして、なかでも
「あれ…? 私この作品好きだけど、なんてこの『好き』を表現すればいいのか解らない…」
なんて出会いがあれば悪戦苦闘、レビューの始まりです。
正直上手く表現できたと思える記事は殆どありませんが、
このブログがあったからこそ多くの作品との時間が今でも大切な想い出です。

もし皆様も
具体的な感受要素無しに只「好きだ!」という感情が先行した作品があったら、
是非ともレビューを書いてください。
訳が解らなくても、共感されなくても、感謝されなくても良いと思います。
「好きだ!」から「ウダウダ語ったけど、やっぱり一言。好きだ!」に進歩できたら、
それ以上の素晴らしい出会いは無い筈です。
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☆追記...「Heaven …誰モ君ヲ知ラナイ…」

2016年09月03日
ジャンル:心理探索アドベンチャー
DL:vector
製作者:たご様





 紹介
記憶喪失の主人公を操り、2Dマップ上を探索する
目的は「ある人物」の心理の解明
断片的に現れる幻影は何を訴えているのか
「想像と理解」をテーマに、RPGツクール2000で製作したアドベンチャーゲーム


過去記事

 追記
思想的に正しいとか的を得ているかはともかく、
ココにあるっているだけで感謝したくなる作品は幾つかありまして、
コチラもそのひとつ。よく作って頂きました。
また、ノベルADV的な小煩い作りではなく、探索ゲームとして作られているのも素晴らしい。

時に登場人物に感情移入できるかできないかを、
作品の良し悪しの基準として持ち出す方がいらっしゃいます。
今は既に削除されていますが、昔ニコニコ動画に今作の実況プレイをあげている
女性がいらっしゃまいして、プレイ後に素でドン引きしていたのが非常に印象的でした(笑)
きっとその女性にとって今作はあまり良いプレイ体験ではなかったでしょうが、
意外とそんな体験こそが後々まで記憶として残って反芻する内に自分の中で
根幹や軸、大切な印象になったりするものだと私は思っています。


作者さん達には失礼になっちゃいますが、
この「悲しき人工電波」というブログに挙がっている作品の中には、
ニコニコ動画などでワイワイみんなで楽しむのには向いていない作品が多くあります。
実はそれは過去の私の意図した事であり、
きっとそこには
「ゲームは血と肉になるもの。単なる興奮剤・鎮痛剤とだけにはしたくない」
といった過去の私の思いがあったではないのかな、と今の私は想像します。

皆で共有しあえる親和性の高い作品は素晴らしいです。
でも、その自己親和性の殻を破る機会もまた共有しあえれば尚素敵ですね。

「Sandy Evolution」

2013年01月30日
ジャンル:ちょっぴり不気味(?)なSTG
DL:gamejolt
製作者:Pocketninjaさん

youtube

 紹介
 Sandy Evolution is a new intuitive game (made for the tigsource AGBIC contest) in the progress of being completed.

 レビュー
「未完成なゲーム」って何だか夢が広がりますよね。
そりゃあ、もう、時には完成して欲しくないと思っちゃうぐらいに...。

さてさて、
今作は1ステージのみの体験版というかアイデア披露段階というか…まぁそういった状態にあるSTGです。システム的には、敵の残骸を取り込み能力をコピーしながら進むアインハンダーっぽい感じ。とはいえ雰囲気は何とも捉えがたい異形ども大集合な様子で、私などはプレイしながらメガドラの「クライング」なんかが頭に浮かんできました。"異形 対 異形"。物言わぬ者同士の静かな削りあい...個人的に燃える構図です。
さして難易度は高くありませんので、普段STGをやらない人も気軽に是非是非。1ステージですからプレイ時間もとらないですよ。

「ばくだん」

2010年05月04日
ジャンル:ばくだん工場で仕事
DL:作者さんHP
制作:ひもじ村



 紹介
左クリック:はさみ
・指示にしたがって線をきってください


>以上紹介文より転載


 レビュー

爆弾工場で爆弾を安全化する仕事の不毛さたるや……

反射神経と判断能力で次から次へと流れてくる爆弾を安全化し続けます。
能力に冴えが在ればクリックだけでプレイが可能なんですが、なかなかそうはいかず難しいです。
下手をすれば放射能マーク付きの爆弾が破裂します。

それにしても不毛だ……

「cubic labyrinth」

2010年05月04日
ジャンル:異世界漂浪、運命、苦痛
DL:ふりーむ
制作者:euno さん




 紹介
中学2年生のけいた君が主人公で、かなり変わった世界が舞台の物語です。
順調に進めば2時間ほどでクリアできます。
なお、到達率100%未満でもクリアは可能です。
がんばってください。


>以上紹介文より転載


 レビュー

始まりは悲惨な殺人事件の噂から。
けいた少年の不思議な異世界体験を描いた中編ADV作品です。

内容としては、
一家惨殺事件の噂に興味を惹かれ現場近くまで足を運んだ主人公がその場で気を失い、目覚めたら異世界に。元の世界に戻る為、偶然居合わせた女の子と共に辺りを彷徨い歩く――というもの。
彷徨い歩く場面では方向の指示が可能なので、プレイヤーは主人公達と肩を並べて世界を探索することになります。方向感覚さえあれば初めは楽々ですけど、だんだんと内容が複雑になってきますのでメモを準備しておくと良いです。
作風といいますか、キャラクターの内面の作りが少々独特で合う合わないがあるかもしれません。あと、裏にあるストーリーはなかなか暗く救いが無い物です。その辺に引っ掛かる物が無ければ、あとは"根気しだい"……。

超自然的な世界観も然る事ながら、それ以上にこの作品の色といえるのが高難易度な謎解き要素です。
ふりーむのゲームコンテストを見ますと、
諦めてもらうために難易度を高くし過ぎた
「『バッドエンドなんて生ぬるい。それ以上の苦痛を味わわせてやる』という、そんな極端で危険な思考をもとにして作りました。
といった鋭利な作者コメントがうかがえます。

実際私も一度投げました。
「苦痛に感じたらすぐに中断してください」という警告文は伊達じゃないです。
途中からの内容は暗号解読に近く、ヒントも無く救済措置も無く……。解けてみれば、なんだこんな物かと笑える程ですが、そこまで行く為に何度も何度も試行錯誤を繰り返す必要があります。センスよりも根気勝負。
dolphins were monkeys」のみたいな謎解きなら良い物の、こういった作中の人物とシンクロして此方まで気が滅入ってくるような謎解きは実にストレスの塊です。
正直、今作はオススメしません。

ただ、
楽しめる作品かどうかは疑問としても、こういう作品はアリだと思います。
マゾでもなく、アイテム収集などに執念を燃やせる程のゲームオタクでもなく、
単なるフリーゲーム好きとして今作を「悪くない」と感じます。
というのも、意図して組まれた理不尽さだという事は作中内でくどい程判りますからね。苦しさもストレスも世界観の内……後はその世界観が合うか合わないかの問題で、それは個人の捉えようであり、個々の特徴が出す結果です。

苦しみを描くなら、率直に観客を苦しませてみる。
何とも自己満足色が強い方法ですが、STGでは一般的です。だからこあれには描ける物があります。
今作も同様、自己満足的な表現が強い作品ですけど、私はそういう表現が嫌いではありません。
描ける物があるから、感じられる。個人的に作品内容というより作品の姿勢に感じるものがあった作品でした。

更にもう一度言いますが、楽しい作品ではありません。安易にオススメはしません。
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