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2017年12月13日
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「2.14」

2010年02月11日
ジャンル:ビターノベル
DL:作品ページ
制作者:茶林 小一

ビターマイルド


 紹介
2月14日。幸司が家に帰ると、妻の陽子が失踪していた。
内なる衝動に突き動かされた幸司は、わずかな情報をもとに陽子を捜し求める。


>以上紹介文より転載


 レビュー

偶には時節にあった作品のレビューを。
タイトルは『2.14』。勿論バレンタインデー・ゲームです。
中には、ほんのり甘くも大人な味わいが深いビターチョコレートが入っています。
2月14日にやるかどうかはプレイヤーの心持ち次第でドウゾ……。

内容としては、紹介の通り。
失踪というよりは、単純に夜遅くになっても帰ってこない奥さんを心配した旦那さんが街へ彼女を探しに行く、という話です。展開によっては……たり、……されたりするんですが、そういう分岐した物語も含めて味わい深い作品だと思います。
EDは四つ。判りにくいEDだけヒントを→(登山道で時間を掛ける

人によっては読み終わった後、心落ち着かない物語かもしれませんね。知らなければ良かった、知らなくて良かった事実。立ち絵の無表情な感じが良かったです、想像をかきたてられます。読みながら二人の心境とその変化、そしてこれからを考えていくと色々と面白い物語です。
ある意味正統派バレンタインデー作品でした。
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「図書室のネヴァジスタ「THE FOOL」」

2009年07月02日
ジャンル:エコロジー・ノベル
DL:作者様HP
制作:TARHS
補完:今作は「図書室のネヴァジスタ」のエコロジー・ノベルです。
注:BL要素

おまえは挙動不審なんだよ


 紹介
それは、ネヴァジスタが用意した、ひとつの「ゲーム」
 
エイプリルフールに開かれたドラッグ・パーティー。
参加者はシークレット・サイトのチャットルームの住人――
「ケット・シー」「クランケ」「エイプリル」「イギー」「ミルク」「k」「ゴースト」
そして、サイトマスター「ネヴァジスタ」
 
 
「全員のハンドルネームを、最初に当てた人物に賞品を」
――5キロの覚醒剤。末端価格で二億を超す代物だ。
 
 
ネヴァジスタがマフィアから奪った覚醒剤をめぐって、
潜入麻薬捜査官、マフィアの使い、また前回のパーティの復讐劇が交錯する。
誰が友人で誰が敵なのか、何が嘘で何が真実なのか。
 
 
>Who is Neversista・・・? 
 
果たして、パーティが終わるまでに、全てのハンドルネームを暴くことができるのか。


>以上紹介文を転載


 レビュー
まず一言。
「ドラッグパーティ」という事で、ドラッグ要素があります。
ですが、案外その成分は薄くて舞台設定の一部ぐらいの感覚です。この辺り、ドラッグ系にありがちな無駄にツンツンと尖った雰囲気が苦手な人も心配なく楽しめると思います。


さてさて、全体的にノリが良い作品です。嵌ります。
半隔離された空間内という推理的な要素を持ちながらBL的な要素も持ち、アレも在るぞコレも在るぞと、どんどん持てる燃料を燃やしてプレイヤーを退屈させる事無く引っ張ってくれます。ザッピングや色々な仕掛けの効果もあって、無理なく読みきれる作品ではないでしょうか。+プラス、ラストの挿入歌込みの盛り上がりにはやられましたね……ア○トーークを見るのを素で忘れるぐらい威力があります。

そしてやはりハンドルネーム当ては重要な面白みで、私のような直感型の馬鹿ですら燃えさせて頂きました。メモ帳を振り返ると、(猫妖精)が現れたり消えたり別人とくっ付いたりとはしゃいだ後が見えます。(この浮気者め)。 とはいえ、肩に力をいれすぎると「簡単すぎた」とか「拍子抜けした」となりがちです…"ハンドルネーム当て"よりも"作者様との勝負"と考えた方が良さそうですね。数々の仕掛け、ジャブ・フック・ストレートにどう反応するか、どう解釈し無駄を切り捨てるか。そうすると容易くはないですし、二週目の答え合わせも面白くなると思います。私は(act6の探偵の言葉)に惑わされ、難しく考えすぎました。(雰囲気だけのへたれ探偵だったとは…)。

少々気になった点を挙げると、act3の某ネタ。
この作品上では浮いているし唐突に出されたので気持ち悪く感じました。
まぁ、ネタはネタなんですけど、薄っぺらさをあえて出す必要はないかと…。


絵、文章、キャラクターの魅力。フリーとしては勿体無い作品ですね。
締めも綺麗に納得できる形です。←エピローグはお忘れなく!
是非是非。

「償いの時計」

2009年07月01日
ジャンル:やり直しの物語
DL:作者様HP
制作者:大誤
攻略:サニーガール

お前って奴は…


 紹介
とあるストーカーが、時間を操作する不思議な時計を手に入れ、
時を操る能力で、愛する女性を救う物語。
プレイ時間30分程度。


>以上紹介文より転載


 レビュー
――
激情に身をまかせ愛する人(両思いとは限らない)を殺してしまった男性。
彼が後悔と疑問に苛まれていた時、突然奇妙な時計が手元に訪れる。
時を操り過去を変える力
はたして男性はそれをどのように使うのだろうか……
――
という感じで始まります。

舞台となるのは彼女のアパート。
男性(過去)が彼女を訪ねてから○○するまでの間を、ビデオ再生のように巻き戻したり進ませたりしながら少しずつ変化を与えていき悲劇を回避しよう、というのがゲームの目的です。
変化させられる物は判りやすく印がつくので、プレイヤーの操作はそれを動かすかどうか決めるだけです。けして良い方向に向かうとは限らないのが面白い所。

(例えば上の画像は、「椅子を倒す」という変化を与えました。結果、助ける筈の女性が転んでしまい……)


特筆するべきは、戦うべき相手が過去の自分だという事。
主人公はどうあっても彼女を救うヒーローにはなれず、逆に自分の醜さをまざまざと見せ付けられます。
そう、このゲームの最も辛い所は自分自身を第三者視点で見なければならないという点。それもかなりサイコが入った自分を…。
この辺り欝表現が激しく、感情移入し易い人は辛いかもしれません(ただその分、ラストで強い感傷に浸れると思います)。


システムやキャラの精巧さも素晴らしく、非常に完成している作品です。
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