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2024年03月29日
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「Black taker -Vanishing Twins-」

2009年10月23日
ジャンル:ミステリー・推理系アドベンチャーゲーム
DL:vector
制作:Vivid colors
注意:BL要素/流血要素




 紹介
裏の便利屋『Black taker』に来る依頼は変わったモノばかり。
今日も今日とて、不思議な悩みを抱えた依頼人が参りました。
依頼を見事に解決できるかは、貴方の力量次第です。

序章の依頼人は自称二重人格の青年。
依頼内容は『主人格でない方を消して欲しい』なのだが、肝心な事は何も話してくれない。
少ない情報の中での推理。
一つでも間違えると悲惨な結末が待っています。


>以上紹介文より転載


 レビュー

――貴方は自分の知識以上の事を信じられますか?


便利屋実務担当の視点から美しき二重人格者の謎を解いていく異色ミステリーADVです。
Ash~階段~」の作者様の作品。

若干世界観にファンタジーとBLっぽさ混じっているので、人によっては肩すかしをくらうかもしれません。でも、謎めいた雰囲気が面白かったのでジャンルは現代ファンタシーではなくミステリーにしました。


"二重人格の主人格を推理する"
という点から既に興味深かったのですが、『ジキル』と『ハイド』という二人の人格の関係性が何ともいえない感じでして、単なる情報から計算と推測を重ねる推理ゲーには終わっていません。いや、本当になんて言えばいいのか……二人の思いの交錯は実に美しくて清くて。こういうのはBLの専売特許だと考えてる私はBL信者過ぎるでしょうか……。
多くの人は読んでる内にピンとくるでしょう。演出が控えめな分感動するという所まではいかないかもしれませんが、文章から受ける切なさは結構なものです。運命って奴は全く……

推理の方は選択肢を選んでいくタイプです。
ジキルとハイドの言葉を覚えていればそれほど難しくはありません。でも、少し嫌らしい作りです。バッドエンドは後味の悪いものが多いですが、一通り見るのをオススメします(流血描写が苦手な人は注意)。
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