[PR]
2024年11月23日
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「pure blue」
2010年01月13日
ジャンル:デジタル絵本
DL:作者様HP
制作:a.m.
>以上紹介文より転載
レビュー
優しくて清々しい物語。
冬空のドンヨリとした空気に負けそうな方にオススメです。
内容としては、
長く病床にいる少年が友達と一緒に病院を抜けだし海を見に行く、というもの。
プレイ時間は10~15分程です。非常に綺麗に纏まった作品だと思います、内容的にも、形式的にも。
柔らかく穏やかな物語なのですが、それだけに終わらず一工夫加えられていて、私のような捻くれ者も楽しめました。細やかに丁寧に、文章だけでなく絵やBGMが多くを語っておりまして、(二人の手がつながれている絵)にはうーんと唸ってしまいました。二枚目が何とも何とも……。
先にも言いましたが、絵やBGMが実に多弁な作品です。強く印象に残りました。
絵・BGMが素晴らしい事は勿論、文章が巧みで、言い方が悪いかもしれませんけど一歩引いていた気がします。この辺りが"デジタル絵本"なのでしょうか。文章で書かれていないのに書かれてあるかのように自然に響いてくる感じは普段ノベルゲーをプレイする事が多い私には不思議で面白かったです。
DL:作者様HP
制作:a.m.
紹介
ずっと入院しているぼくの楽しみは、いつもお見舞いにきてくれる
たったひとりのともだちと話をすること。
時々ケンカをすることもあるけれど、ぼくたちは仲良しだ。
ある日、ともだちが僕に聞く。
「おまえ、何かしたいことある?」
「海がみたい」
「うみ?」
「うん。ぼく、海が見たい」
……そうして、ぼくたちは病室を抜け出した。
ずっと入院しているぼくの楽しみは、いつもお見舞いにきてくれる
たったひとりのともだちと話をすること。
時々ケンカをすることもあるけれど、ぼくたちは仲良しだ。
ある日、ともだちが僕に聞く。
「おまえ、何かしたいことある?」
「海がみたい」
「うみ?」
「うん。ぼく、海が見たい」
……そうして、ぼくたちは病室を抜け出した。
>以上紹介文より転載
レビュー
優しくて清々しい物語。
冬空のドンヨリとした空気に負けそうな方にオススメです。
内容としては、
長く病床にいる少年が友達と一緒に病院を抜けだし海を見に行く、というもの。
プレイ時間は10~15分程です。非常に綺麗に纏まった作品だと思います、内容的にも、形式的にも。
柔らかく穏やかな物語なのですが、それだけに終わらず一工夫加えられていて、私のような捻くれ者も楽しめました。細やかに丁寧に、文章だけでなく絵やBGMが多くを語っておりまして、(二人の手がつながれている絵)にはうーんと唸ってしまいました。二枚目が何とも何とも……。
先にも言いましたが、絵やBGMが実に多弁な作品です。強く印象に残りました。
絵・BGMが素晴らしい事は勿論、文章が巧みで、言い方が悪いかもしれませんけど一歩引いていた気がします。この辺りが"デジタル絵本"なのでしょうか。文章で書かれていないのに書かれてあるかのように自然に響いてくる感じは普段ノベルゲーをプレイする事が多い私には不思議で面白かったです。
PR
「墓参り ~The beautiful graveyard for...~」
2010年01月12日
ジャンル:牧場経営ロボットバトルRPG
DL:作者様HP
制作:墓参り制作委員会
紹介
普通のサラリーマンだった貴方は、ある日とつぜん、牧場での農業生活を言い渡されます
上手に作物が育てられないこともあるでしょう。
ライバルの操る巨大ロボットに、畑を荒らされることもあるでしょう。
貴方は無事、1ヶ月間の農業サバイバル生活を乗り越えられるでしょうか?
>以上紹介文より転載
レビュー
牧場経営ロボットバトルRPGという奇妙なフォルムのツクール作品。
フリーゲームを何個もプレイしていますと時々思いもかけない作品と出会ったりします。
例えば「誰モ君ヲ知ラナイ」。例えば「夏葬」。
どちらの作品もvector等で紹介文を読んでみても一体どんな作品なのか中身が見えてこず、物好きにDLして初めて「ああ、そういうジャンル・作風の作品だったのか」と理解する事ができたりします。それは"最後にどんでん返しがある"とか"虚をつかれる内容"とか"正解率1%"とかそういった話ではなく、ただ単純に作品を売り込む気が無かったのか爪を隠したのか……作者様の意図を読むことはできませんけど、意外性から好感度が跳ね上がるのと同時に「もし、あの時スルーしていたら一生この作品とは……」なんていう風に背筋を寒くさせるものがあります。
まぁ、何が言いたいかというとフリゲには平凡に見えて実の所凄まじいポテンシャルを持った化け物がそこら中にゴロゴロしてるという……そんな現実、パッと見で自分にとっての良作を見分ける見識眼なんていうのは存在しないんだ、という事を改めて教えていただいたのが、この作品でした。
というか少し言わせてもらいますけど、タチ悪いです。
夢現やフリーゲーム総合サイトの紹介見て手に取った人をどんだけ驚かせたいのか、笑わせたいのか、ワクワクさせたいんですか!!
新星龍神丸宇宙界型とか久しぶりに思い出して手に汗握りましたよ……。
ええ、ともかく
・ロボット物に燃えられる方
・ツクールに愛着をもっている方
・フリーゲームが好きな方
にオススメです。
DL:作者様HP
制作:墓参り制作委員会
紹介
普通のサラリーマンだった貴方は、ある日とつぜん、牧場での農業生活を言い渡されます
上手に作物が育てられないこともあるでしょう。
ライバルの操る巨大ロボットに、畑を荒らされることもあるでしょう。
貴方は無事、1ヶ月間の農業サバイバル生活を乗り越えられるでしょうか?
>以上紹介文より転載
レビュー
牧場経営ロボットバトルRPGという奇妙なフォルムのツクール作品。
フリーゲームを何個もプレイしていますと時々思いもかけない作品と出会ったりします。
例えば「誰モ君ヲ知ラナイ」。例えば「夏葬」。
どちらの作品もvector等で紹介文を読んでみても一体どんな作品なのか中身が見えてこず、物好きにDLして初めて「ああ、そういうジャンル・作風の作品だったのか」と理解する事ができたりします。それは"最後にどんでん返しがある"とか"虚をつかれる内容"とか"正解率1%"とかそういった話ではなく、ただ単純に作品を売り込む気が無かったのか爪を隠したのか……作者様の意図を読むことはできませんけど、意外性から好感度が跳ね上がるのと同時に「もし、あの時スルーしていたら一生この作品とは……」なんていう風に背筋を寒くさせるものがあります。
まぁ、何が言いたいかというとフリゲには平凡に見えて実の所凄まじいポテンシャルを持った化け物がそこら中にゴロゴロしてるという……そんな現実、パッと見で自分にとっての良作を見分ける見識眼なんていうのは存在しないんだ、という事を改めて教えていただいたのが、この作品でした。
というか少し言わせてもらいますけど、タチ悪いです。
夢現やフリーゲーム総合サイトの紹介見て手に取った人をどんだけ驚かせたいのか、笑わせたいのか、ワクワクさせたいんですか!!
新星龍神丸宇宙界型とか久しぶりに思い出して手に汗握りましたよ……。
ええ、ともかく
・ロボット物に燃えられる方
・ツクールに愛着をもっている方
・フリーゲームが好きな方
にオススメです。
「MARTHA」
2010年01月06日
ジャンル:珈琲ノベル
DL:vector
制作者:湯薙ならず様
紹介
そもそもコーヒーなんざ、苦くて黒くて濁ってて、ぶっちゃけ泥水よか見た目が悪い。こんなもの飲むなんか、正直人間って変わってるよね。でもね、天才はいつだって(以下略)
そこで、オレはゲームという表現媒体で、何故人間がこんなものを飲みたがるのか、何故我々はこんなものを欲するようになったのか、コーヒーの闇の中に広がる世界には、どんな美しいものが潜んでいるのかを表現することにした。(そこの君、「頭痛い」って言うな。)
それがこの「MARTHA」。
>以上紹介文より転載
レビュー
コーヒーを題材にしたちょっとしたショートストーリーです。
ノリは軽いですが↑上の紹介文を見た感じ、どちらかというと娯楽作品というより表現作品なのかもしれませんね。もともとは三分ゲーコンテストに出されていた作品なので5分も掛からず終わります。コーヒー片手にゆったり楽しんでください。
内容としては、
不自由なく気楽な毎日をおくっていた女性が突然トラブルに巻き込まれてしまい、自失状態で雨の街を歩いていた……そんな時に出会ったのが不思議な男性と見知らぬカフェ、そして暖かいコーヒーでしたとさ――というもの。
"物語"として考えるともっとヤマ・オチ色々と欲しくなる所ですけど、珈琲好きな方が撮ったショートフィルム作品みたいなものと思えば良作なのではないかと思います。珈琲の魅力、その黒色の奥には果たして何があるのでしょう……プレイした後、思い出など交えながら考えてみると面白いかもしれません。
とまぁ語っておいて、実は私珈琲が苦手で飲めない類の人間なんです。砂糖ミルクを入れようが抜こうがとても苦くて飲めません。でも、こうやって珈琲好きな方が自分の大好きな気持ちを形にしているのを見ると改めて珈琲とは素晴らしい物なのだと気付かされます。
プレイした後の珈琲はやっぱり苦かったですけど、これもまた美味しいと思えば……。
珈琲が好きな方も嫌いな方にもオススメな作品です。
DL:vector
制作者:湯薙ならず様
紹介
そもそもコーヒーなんざ、苦くて黒くて濁ってて、ぶっちゃけ泥水よか見た目が悪い。こんなもの飲むなんか、正直人間って変わってるよね。でもね、天才はいつだって(以下略)
そこで、オレはゲームという表現媒体で、何故人間がこんなものを飲みたがるのか、何故我々はこんなものを欲するようになったのか、コーヒーの闇の中に広がる世界には、どんな美しいものが潜んでいるのかを表現することにした。(そこの君、「頭痛い」って言うな。)
それがこの「MARTHA」。
>以上紹介文より転載
レビュー
コーヒーを題材にしたちょっとしたショートストーリーです。
ノリは軽いですが↑上の紹介文を見た感じ、どちらかというと娯楽作品というより表現作品なのかもしれませんね。もともとは三分ゲーコンテストに出されていた作品なので5分も掛からず終わります。コーヒー片手にゆったり楽しんでください。
内容としては、
不自由なく気楽な毎日をおくっていた女性が突然トラブルに巻き込まれてしまい、自失状態で雨の街を歩いていた……そんな時に出会ったのが不思議な男性と見知らぬカフェ、そして暖かいコーヒーでしたとさ――というもの。
"物語"として考えるともっとヤマ・オチ色々と欲しくなる所ですけど、珈琲好きな方が撮ったショートフィルム作品みたいなものと思えば良作なのではないかと思います。珈琲の魅力、その黒色の奥には果たして何があるのでしょう……プレイした後、思い出など交えながら考えてみると面白いかもしれません。
とまぁ語っておいて、実は私珈琲が苦手で飲めない類の人間なんです。砂糖ミルクを入れようが抜こうがとても苦くて飲めません。でも、こうやって珈琲好きな方が自分の大好きな気持ちを形にしているのを見ると改めて珈琲とは素晴らしい物なのだと気付かされます。
プレイした後の珈琲はやっぱり苦かったですけど、これもまた美味しいと思えば……。
珈琲が好きな方も嫌いな方にもオススメな作品です。
「non noir」
2009年12月31日
ジャンル:他者への共感がもたらす悲劇を綴ったサウンドノベル
DL:ふりーむ
制作者:AMY様
紹介
「焼け跡で、全裸で用を足す老婆。
誰も彼女を咎めない。
燃え盛る家の前で、ひたすらに歌いつづける男性。
誰も彼を咎めない。
全ての価値観が崩壊したとき、何もかもが有り得る。
誰もが誰もを否定できない。
そして、肯定すらも。
あの確実だと思っていた世界が、もうない。
堅牢な世界が打ち壊れてしまったのか?
それとも、あれこそが虚構だったのだろうか?」
この作品に、胸を打つ感動はありません。
この作品に、心に染みる純愛はありません。
崩壊する第三世界の中で、主体性とは、他者との関係とは何かを問う作品です。
>以上紹介文より転載
レビュー
non noir。
内容としては、
瓦礫から産まれた少年が瓦礫に戻るまでの物語。もとい、悲劇。もとい、 です。
読んでいると、来ます。相当な具合に……。それが涙なのか感動なのか覚醒なのかは人それぞれだと思います。私は疲労感が来ました。なにせ一人の男性の一生が書いてあるのですから。終わってみれば呆気ないですが(人の人生ですから)、プレイ中は拳闘の如く一進一退、エネルギッシュな時間を過ごさせて頂きました、振り返れば短編だった事が信じられない位です。一言一句でプレイメモの筆が走る走る。定石と意外性と終わらない悪夢に皮肉の影、これはサウンドノベルというよりも弧人演劇です。
ワードワードのdydy様の作品等が好きな方は是非とも――。
まだ何も語れていませんが、一端紹介程度に終わらせます。
ちゃんとしたレビューはいずれ公開されている作者様の作品全てをプレイし終わってからやろうと考えております。
DL:ふりーむ
制作者:AMY様
紹介
「焼け跡で、全裸で用を足す老婆。
誰も彼女を咎めない。
燃え盛る家の前で、ひたすらに歌いつづける男性。
誰も彼を咎めない。
全ての価値観が崩壊したとき、何もかもが有り得る。
誰もが誰もを否定できない。
そして、肯定すらも。
あの確実だと思っていた世界が、もうない。
堅牢な世界が打ち壊れてしまったのか?
それとも、あれこそが虚構だったのだろうか?」
この作品に、胸を打つ感動はありません。
この作品に、心に染みる純愛はありません。
崩壊する第三世界の中で、主体性とは、他者との関係とは何かを問う作品です。
>以上紹介文より転載
レビュー
non noir。
内容としては、
瓦礫から産まれた少年が瓦礫に戻るまでの物語。もとい、悲劇。もとい、 です。
読んでいると、来ます。相当な具合に……。それが涙なのか感動なのか覚醒なのかは人それぞれだと思います。私は疲労感が来ました。なにせ一人の男性の一生が書いてあるのですから。終わってみれば呆気ないですが(人の人生ですから)、プレイ中は拳闘の如く一進一退、エネルギッシュな時間を過ごさせて頂きました、振り返れば短編だった事が信じられない位です。一言一句でプレイメモの筆が走る走る。定石と意外性と終わらない悪夢に皮肉の影、これはサウンドノベルというよりも弧人演劇です。
ワードワードのdydy様の作品等が好きな方は是非とも――。
まだ何も語れていませんが、一端紹介程度に終わらせます。
ちゃんとしたレビューはいずれ公開されている作者様の作品全てをプレイし終わってからやろうと考えております。