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2024年11月25日
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「休談_7話_下手の推理ゲー好き」
2009年08月13日
関連:「dolphins were monkeys」
攻略サイト中毒者は辛いですね……。
「dolphins were monkeys」という古風な推理ADVを思わせる良作品。
内容から、雰囲気、推理システム(メモ必須)、難易度、そして長すぎない容量(20分ぐらい)。
みんな好みなのですが、
ラスト。推理パートの選択肢がみんなソレっぽくて、ちっとも進まないです……。
一歩一歩牛歩で検証していけば良いのですが、地味にADV嫌いな性格が邪魔してる状態です。
一応、フェイクも脱出して、誤字も色々な方向で脱出、時間軸の表を作成し終わった時にハッと思いついて、トムさんの自宅関連で推理してみたら、
やっぱりか、クソ、いや判ってたんだ。ちょっとしたジョークだよ、ジョーク、許してくれ。
――と、いった工程を延々と繰り返しています。くやしいな。
頭の良い方にオススメです。そして、救いの手を……
>この作品についてレビューとヒントを書きました。→→「dolphins were monkeys」
攻略サイト中毒者は辛いですね……。
「dolphins were monkeys」という古風な推理ADVを思わせる良作品。
内容から、雰囲気、推理システム(メモ必須)、難易度、そして長すぎない容量(20分ぐらい)。
みんな好みなのですが、
ラスト。推理パートの選択肢がみんなソレっぽくて、ちっとも進まないです……。
一歩一歩牛歩で検証していけば良いのですが、地味にADV嫌いな性格が邪魔してる状態です。
一応、フェイクも脱出して、誤字も色々な方向で脱出、時間軸の表を作成し終わった時にハッと思いついて、トムさんの自宅関連で推理してみたら、
「全然、駄目だ」
やっぱりか、クソ、いや判ってたんだ。ちょっとしたジョークだよ、ジョーク、許してくれ。
――と、いった工程を延々と繰り返しています。くやしいな。
頭の良い方にオススメです。そして、救いの手を……
>この作品についてレビューとヒントを書きました。→→「dolphins were monkeys」
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「フランカ」
2009年08月11日
ジャンル:ノベル
DL:vector
制作:17
注意:15禁
紹介
違った風景に出会いたければ、ぼくは歩き出すだろう。
きみが何かを提案すれば、ぼくはそれに応えるだろう。
舞台裏の少年。忘れられた花束。黒い男。絵描き。道は、まだ決まってない。
選択肢でいもづる式に分岐していく短編ノベルです。
性を連想させるシーンがあります。苦手な方はお気をつけください。
※2週目以降のプレイには、タイトル画面から「index」(サクイン)をご活用ください。
>以上紹介文より転載
レビュー
黒色ノートに白く浮かび上がる不条理世界16話。
これという目新しさはないですが、面白く調理された作品だと思います。
不条理と暗さを両立した作品なので、人を選ぶかもしれませんね。
主人公は「ぼく」。
とある演劇場の裏で美しい少年と出会い、物語が始まります。
彼(ぼく)を介して知らされる物語は非常に不可解で、捉えがたいものがあり、こちらを困惑させます。辿る物語によっては、終わり方が意外過ぎて唖然としてしまうかもしれません。
それでも一つ一つの終わりを迎えていくと、だんだん見えてくるモノがあると思います。
根底にあるのは、完成された世界であり、人と人とが絡み合った、しっかりとした一つの物語です。
ADVゲームに必要とされるのは、読ませるものと心に残るものだと思います。
読ませて心に残る作品――ぐいぐいとプレイヤーを引っ張り尚且つやって良かったと思わせる作品であれば申し分ないのですが、そう簡単な話ではありません。
そういった意味で今作は、
単なる完成された悲しい物語に終わらず、それをバラバラに切り刻む→→不条理ものとして不可解さを出す→→不可解さからプレイヤーが読まされる、
という判りやすい形でその両立をはたした興味深い良作だと私は感じました。
(その逆という可能性もありますけど……)
DL:vector
制作:17
注意:15禁
紹介
違った風景に出会いたければ、ぼくは歩き出すだろう。
きみが何かを提案すれば、ぼくはそれに応えるだろう。
舞台裏の少年。忘れられた花束。黒い男。絵描き。道は、まだ決まってない。
選択肢でいもづる式に分岐していく短編ノベルです。
性を連想させるシーンがあります。苦手な方はお気をつけください。
※2週目以降のプレイには、タイトル画面から「index」(サクイン)をご活用ください。
>以上紹介文より転載
レビュー
黒色ノートに白く浮かび上がる不条理世界16話。
これという目新しさはないですが、面白く調理された作品だと思います。
不条理と暗さを両立した作品なので、人を選ぶかもしれませんね。
主人公は「ぼく」。
とある演劇場の裏で美しい少年と出会い、物語が始まります。
彼(ぼく)を介して知らされる物語は非常に不可解で、捉えがたいものがあり、こちらを困惑させます。辿る物語によっては、終わり方が意外過ぎて唖然としてしまうかもしれません。
それでも一つ一つの終わりを迎えていくと、だんだん見えてくるモノがあると思います。
根底にあるのは、完成された世界であり、人と人とが絡み合った、しっかりとした一つの物語です。
ADVゲームに必要とされるのは、読ませるものと心に残るものだと思います。
読ませて心に残る作品――ぐいぐいとプレイヤーを引っ張り尚且つやって良かったと思わせる作品であれば申し分ないのですが、そう簡単な話ではありません。
そういった意味で今作は、
単なる完成された悲しい物語に終わらず、それをバラバラに切り刻む→→不条理ものとして不可解さを出す→→不可解さからプレイヤーが読まされる、
という判りやすい形でその両立をはたした興味深い良作だと私は感じました。
(その逆という可能性もありますけど……)
「真夏の扉」
2009年08月10日
ジャンル:海辺の町を舞台にしたひと夏の物語
DL:作者様HP
製作者:番頭はん様
注意:BL要素
攻略:作者様HP
紹介
中学二年の夏休み。
自分が記憶の一部を失っていることを知った優人は、
その場所である母の郷里へと、一人向かった。
海沿いの町で出会う人々によって開かれるのは、
封じられた記憶?
それとも……優人自身の心?
>以上紹介文より転載
レビュー
今回は短編でなく、長編を。八月にぴったりな夏ゲーです。
内容としましては、夏休みモノ。
ある少年の忘れられない大切なひと夏の思い出を描いたお話です。
主人公は、神原優人。よくできた中学二年生。
行儀のいい優等生少年なんですけど、少々他人と交わるのが苦手で内に篭りやすいタイプ。
訳あって母の郷里を訪れそこで数日過ごす事になった彼は、新たな人との出会いによって少しずつ変化を得ていきます。人と接する楽しさや嬉しさから自然と一歩一歩他人と距離を縮めていく優人の姿が見受けられます。しかし、どうしても大きな壁となって彼を引き止めてしまうのが「今の自分」「過去の自分」という二者。ある時降りかかったトラブルが大きな心の傷となり、病気ともとれそうな度合いをいく消極性、それが彼の根底には根付いてしまっています。
およそ五人の登場人物。
明るく裏のない従兄弟、飯田徹。
ちょっとかわっている涼風教師、池田達郎。
落ち着いた好青年で役者志望、真野直樹。
怪しいオヤジ、相良良介。
そして、不詳一人。
彼らがどれだけ主人公・神原優人少年の心傷を癒すことができるか――それが、今作のEDのノーマル・グッド・ベストを分ける基準となっております。
つまりつまり、そういう事。
殺人スルー能力をもつ鉄壁の美人さん、神原優人を攻略させる。
それがこのBLゲーの主旨となります。
と、変な煽り文章を作ってみましたけど、BLゲーではよくある形式ですね。
一般恋愛ゲーでもネタとして何作か……。
いや、本当に素晴らしい作品です。
作品の持つテーマ性、雰囲気、容量、完成度、面白さ、どれをとっても凄いと思います。
私の思い出の作品でもありますので、少々補正がかかっているかもしれませんが、是非オススメしたい作品であります。
あー、本当になつかしいです……。
幾らか昔、BLというジャンルを把握さえしていなかった時、何度も繰り返しプレイして徹との友情EDばかり行き当たってました。
とことん恋愛ゲーなんて馬鹿にしてましたが、いやはやこれが奥が深い。
↓以降恋愛ゲー初心者の明け透けな感想
ちょっとネタバレになりますが、ほどほどに年が近い徹は割と気楽に壁なんて飛び越えて優人と接してくれます。プラス、優人が好きである事を隠そうともしない彼はいとも簡単に仲良くなれます。従兄弟と楽しく夏休みの思い出を作って帰る。これはこれで良いEDです。
でも、それ以上のEDに全然行けませんでした……。
判ってみれば簡単な事で、お互い○○でも○○でもない普通の男の子なんですから、普通に接して普通に良い友人になれればそれで満足できます。なにもそれ以上無理に踏み込んで、歪んだお姉さんお兄さんの好みそうな恋愛形態に移行する必要はありません。
つまり、良い選択肢ばかり選んで友人になってはいけない。
それが過去の私には判らなかった訳です。(というか、恋愛ゲーだと思ってなかったから当たり前です。プレイした人なら了解いくと思いますが、この作品、4人の恋愛ルートと真相ルートが切り離されています。4人に目線が行ってると、絶対に記憶の真相には辿りつけない……)
という事で用意するのは、優人少年のネガティブ思考と小動物性。
後一歩という所で拒絶し、突き放し、弱い姿を見せる。これをする事で相手の心情を揺さぶり、欲求を刺激して、襲わせる。よくよく考えてみれば、一般恋愛ゲーの18番ですね。違うのは、そこに策略性があるかどうか……。
まったく恐ろしい子供です、優人少年は。
登場人物一人一人について――
まず相良さん。
オッサンについてはただ一言で表せます。
『ギャップ』。
攻略を見るまではその存在さえハッキリと認識してはいませんでした。会ってみればオッサンですし、性格もオッサンですし、何かとオッサンな彼。職業もちょっと嫌な感じであまり印象は良くなかったんですが、終わってみると不思議なぐらい良いキャラクターしてるように思えます。ガラッと印象が変わり、そのギャップからかなり好きになりました。
いやー、なんというか……SSダメでしょw
少しはその煩悩しまってください、優人少年の未来の為に。
次。真野直樹青年。
青年はよくあるキャラクター。恐らく意識的に一番通常の人に近いでしょうか。
初対面でいきなり真正面なアドバイスを与えられる所、場数を踏んでいることがうかがえます。本来なら最初から最後まで美人さんを引っ張っていけるタイプっぽい人ですが、途中で弱みを見せてしまいます。あれが実際の彼を映す一面でもありそうですね。それでもこういう人は近くにいてもらうと色々助かりますから、非常に好感が。
さりげなく優人少年の恐ろしさが見えるルートでもあります。
そして、教師池田達郎。
骨太そうだけど、少しヘタレな一面も見せる先生はとにかく見ていて面白いです。あまり教師としての一面が見えなくて用務員さんみたいな扱われ方なので、そのあたりを見せてもらえたら更に面白そうでした。なんとなく想像はつきますけどw
一面といえば部屋に本が沢山置かれていました。本を読むキャラってついつい博識な雰囲気を露出してしまい角が立つ事があります。でも、全くそんな空気を感じさせなかった先生は意外と奥が深い人なのかもしれませんね。
一番笑ったのが、少年の帰還を知って突然星の本を渡す場面――貴方は私かw
幼稚園児だった時、園長先生からこっそり本を頂いて嬉しかった記憶があるので、それからずっとプレゼントといえば本と私は決めてます。けど、案外これが難易度が高いポリシーでして、後々不評だった事を知ったりお互いの笑い話になったり。ダメな時は本がプレゼントの規格に入れて貰えなかったり……。優人少年は素直に喜んでいましたから、池田先生は良い眼をもっていらっしゃる。非常に肖りたいです。
さて、飯田徹少年。
好感度の高さは言わずもがな。上記の通り、随分と手間取らせてくれました。本当に良い奴です。
風花の舞の劉介など、わりとどんな作品にでもいる定番キャラですね。そういうキャラクターほど、なかなか報われない事が多いです。さてさて、彼はどうだったかというと、たしかにそういうEDもありましたが、一人だけSSの世界にまで突き抜けている所を見ると心配無用ですね。
最も優人少年に振り回された感がある彼……。
まぁ、なんです――若いっすよ。そこがまた良い。
最後に、あのかた。
真相エンドはある意味この作品全体でのベストエンド。できれば一番最後に見て欲しいEDです。26個ものEDをYuuki! Novelで見るのはとんでもない作業感が伴うのでオススメしませんが、十分作品を味わってから見ると感動もヒトシオだと思います。
優人少年の秘密が明かされる不思議なED。
なんといっても、あの言葉。私のフリーゲーム経験の中で一番心に残る言葉かもしれません。
仕掛けとしての、ハッと観客を驚かせる働きの意味が強いEDであり、だけどもそれだけに終わらない味わい深いEDです。
DL:作者様HP
製作者:番頭はん様
注意:BL要素
攻略:作者様HP
紹介
中学二年の夏休み。
自分が記憶の一部を失っていることを知った優人は、
その場所である母の郷里へと、一人向かった。
海沿いの町で出会う人々によって開かれるのは、
封じられた記憶?
それとも……優人自身の心?
>以上紹介文より転載
レビュー
今回は短編でなく、長編を。八月にぴったりな夏ゲーです。
内容としましては、夏休みモノ。
ある少年の忘れられない大切なひと夏の思い出を描いたお話です。
主人公は、神原優人。よくできた中学二年生。
行儀のいい優等生少年なんですけど、少々他人と交わるのが苦手で内に篭りやすいタイプ。
訳あって母の郷里を訪れそこで数日過ごす事になった彼は、新たな人との出会いによって少しずつ変化を得ていきます。人と接する楽しさや嬉しさから自然と一歩一歩他人と距離を縮めていく優人の姿が見受けられます。しかし、どうしても大きな壁となって彼を引き止めてしまうのが「今の自分」「過去の自分」という二者。ある時降りかかったトラブルが大きな心の傷となり、病気ともとれそうな度合いをいく消極性、それが彼の根底には根付いてしまっています。
およそ五人の登場人物。
明るく裏のない従兄弟、飯田徹。
ちょっとかわっている涼風教師、池田達郎。
落ち着いた好青年で役者志望、真野直樹。
怪しいオヤジ、相良良介。
そして、不詳一人。
彼らがどれだけ主人公・神原優人少年の心傷を癒すことができるか――それが、今作のEDのノーマル・グッド・ベストを分ける基準となっております。
つまりつまり、そういう事。
殺人スルー能力をもつ鉄壁の美人さん、神原優人を攻略させる。
それがこのBLゲーの主旨となります。
と、変な煽り文章を作ってみましたけど、BLゲーではよくある形式ですね。
一般恋愛ゲーでもネタとして何作か……。
いや、本当に素晴らしい作品です。
作品の持つテーマ性、雰囲気、容量、完成度、面白さ、どれをとっても凄いと思います。
私の思い出の作品でもありますので、少々補正がかかっているかもしれませんが、是非オススメしたい作品であります。
あー、本当になつかしいです……。
幾らか昔、BLというジャンルを把握さえしていなかった時、何度も繰り返しプレイして徹との友情EDばかり行き当たってました。
とことん恋愛ゲーなんて馬鹿にしてましたが、いやはやこれが奥が深い。
↓以降恋愛ゲー初心者の明け透けな感想
ちょっとネタバレになりますが、ほどほどに年が近い徹は割と気楽に壁なんて飛び越えて優人と接してくれます。プラス、優人が好きである事を隠そうともしない彼はいとも簡単に仲良くなれます。従兄弟と楽しく夏休みの思い出を作って帰る。これはこれで良いEDです。
でも、それ以上のEDに全然行けませんでした……。
判ってみれば簡単な事で、お互い○○でも○○でもない普通の男の子なんですから、普通に接して普通に良い友人になれればそれで満足できます。なにもそれ以上無理に踏み込んで、歪んだお姉さんお兄さんの好みそうな恋愛形態に移行する必要はありません。
つまり、良い選択肢ばかり選んで友人になってはいけない。
それが過去の私には判らなかった訳です。(というか、恋愛ゲーだと思ってなかったから当たり前です。プレイした人なら了解いくと思いますが、この作品、4人の恋愛ルートと真相ルートが切り離されています。4人に目線が行ってると、絶対に記憶の真相には辿りつけない……)
という事で用意するのは、優人少年のネガティブ思考と小動物性。
後一歩という所で拒絶し、突き放し、弱い姿を見せる。これをする事で相手の心情を揺さぶり、欲求を刺激して、襲わせる。よくよく考えてみれば、一般恋愛ゲーの18番ですね。違うのは、そこに策略性があるかどうか……。
まったく恐ろしい子供です、優人少年は。
登場人物一人一人について――
まず相良さん。
オッサンについてはただ一言で表せます。
『ギャップ』。
攻略を見るまではその存在さえハッキリと認識してはいませんでした。会ってみればオッサンですし、性格もオッサンですし、何かとオッサンな彼。職業もちょっと嫌な感じであまり印象は良くなかったんですが、終わってみると不思議なぐらい良いキャラクターしてるように思えます。ガラッと印象が変わり、そのギャップからかなり好きになりました。
いやー、なんというか……SSダメでしょw
少しはその煩悩しまってください、優人少年の未来の為に。
次。真野直樹青年。
青年はよくあるキャラクター。恐らく意識的に一番通常の人に近いでしょうか。
初対面でいきなり真正面なアドバイスを与えられる所、場数を踏んでいることがうかがえます。本来なら最初から最後まで美人さんを引っ張っていけるタイプっぽい人ですが、途中で弱みを見せてしまいます。あれが実際の彼を映す一面でもありそうですね。それでもこういう人は近くにいてもらうと色々助かりますから、非常に好感が。
さりげなく優人少年の恐ろしさが見えるルートでもあります。
そして、教師池田達郎。
骨太そうだけど、少しヘタレな一面も見せる先生はとにかく見ていて面白いです。あまり教師としての一面が見えなくて用務員さんみたいな扱われ方なので、そのあたりを見せてもらえたら更に面白そうでした。なんとなく想像はつきますけどw
一面といえば部屋に本が沢山置かれていました。本を読むキャラってついつい博識な雰囲気を露出してしまい角が立つ事があります。でも、全くそんな空気を感じさせなかった先生は意外と奥が深い人なのかもしれませんね。
一番笑ったのが、少年の帰還を知って突然星の本を渡す場面――貴方は私かw
幼稚園児だった時、園長先生からこっそり本を頂いて嬉しかった記憶があるので、それからずっとプレゼントといえば本と私は決めてます。けど、案外これが難易度が高いポリシーでして、後々不評だった事を知ったりお互いの笑い話になったり。ダメな時は本がプレゼントの規格に入れて貰えなかったり……。優人少年は素直に喜んでいましたから、池田先生は良い眼をもっていらっしゃる。非常に肖りたいです。
さて、飯田徹少年。
好感度の高さは言わずもがな。上記の通り、随分と手間取らせてくれました。本当に良い奴です。
風花の舞の劉介など、わりとどんな作品にでもいる定番キャラですね。そういうキャラクターほど、なかなか報われない事が多いです。さてさて、彼はどうだったかというと、たしかにそういうEDもありましたが、一人だけSSの世界にまで突き抜けている所を見ると心配無用ですね。
最も優人少年に振り回された感がある彼……。
まぁ、なんです――若いっすよ。そこがまた良い。
最後に、あのかた。
真相エンドはある意味この作品全体でのベストエンド。できれば一番最後に見て欲しいEDです。26個ものEDをYuuki! Novelで見るのはとんでもない作業感が伴うのでオススメしませんが、十分作品を味わってから見ると感動もヒトシオだと思います。
優人少年の秘密が明かされる不思議なED。
なんといっても、あの言葉。私のフリーゲーム経験の中で一番心に残る言葉かもしれません。
仕掛けとしての、ハッと観客を驚かせる働きの意味が強いEDであり、だけどもそれだけに終わらない味わい深いEDです。
「キャラバン・オブ・リビングデッズ」
2009年08月07日
ジャンル:シミュレーションゲーム
DL:vector/作者様HP
制作者:はなまめ様
紹介
西暁の王は告げた
「我等が暁はすでに黄昏にあり」
「東に新たなる暁が昇り至る」
「汝らは捧げよ、東なる民へ」
「彼王は立ち、耐え延びよう、暁が前の月を」
「汝らは至れ、次なる暁咆が月を告げる前に」
かくして我らは旅に出た…
<新たなる暁が東なる民>の元へ…
<キャラバン・オブ。リビングデッズ>
>以上ゲーム序盤より転載
レビュー
「沈黙の海」の作者様の前作です。
13人と6匹の過酷な行路を描く作品。
操作は左クリックのみ。
押し続ければ、彼らは勝手に歩いていきます。
彼らが何故歩き続けるのか、
彼らにどんな試練がまっているのか、
彼らの行く先に何が待っているのか、
それら全て。
彼らのストーリーは、プレイヤーが見つけてくださいとの事。
多くは語らないゲームですが、それだけに人間の想像力を擽る良作です。
DL:vector/作者様HP
制作者:はなまめ様
紹介
西暁の王は告げた
「我等が暁はすでに黄昏にあり」
「東に新たなる暁が昇り至る」
「汝らは捧げよ、東なる民へ」
「彼王は立ち、耐え延びよう、暁が前の月を」
「汝らは至れ、次なる暁咆が月を告げる前に」
かくして我らは旅に出た…
<新たなる暁が東なる民>の元へ…
<キャラバン・オブ。リビングデッズ>
>以上ゲーム序盤より転載
レビュー
「沈黙の海」の作者様の前作です。
13人と6匹の過酷な行路を描く作品。
操作は左クリックのみ。
押し続ければ、彼らは勝手に歩いていきます。
彼らが何故歩き続けるのか、
彼らにどんな試練がまっているのか、
彼らの行く先に何が待っているのか、
それら全て。
彼らのストーリーは、プレイヤーが見つけてくださいとの事。
多くは語らないゲームですが、それだけに人間の想像力を擽る良作です。
「バレエの研究」
2009年08月06日
ジャンル:古典上代文学的大正ロマン漂う、準純文学系ミステリノベル
DL:vector
原作:ツカノアラシ様
制作者:千様
紹介
『猟奇事件カラ、化ケ物退治マデ オ引キ受ケ致シマス』
容姿端麗、性別不詳、性格破綻、少年の容貌に不釣り合いな老成した雰囲気を持つ「清廉潔白探偵事務所」所長の黒い小悪魔 聖 玲(ひじり れい)
性悪、万能、毒薬コレクター、優男で謎の多いボケボケ執事の巽(たくみ)
この二人を中心に繰り広げられる大正ロマン ミステリ風、短編物語。
「清廉潔白探偵事務所」シリーズ ノベル第一弾。
レビュー
大正ロマン風怪奇ノベル。雰囲気重視の作品ですね。
容量は短編小説一話分ぐらい。幕間に挿入されるような部類の話でして、あまり内容を求めすぎると肩透かしをくらうかもしれません。
舞台設定と登場人物の持つ空気をぼんやり楽しむぐらいが丁度いいかと。
怪奇や魑魅魍魎から人々を救うという活劇もいいですが、こういう常に高みから見下ろしていて世の流れに対して無理に介入しない、という話も良いですね。
バレエの女の子達については少々不憫な気もしますけど。
DL:vector
原作:ツカノアラシ様
制作者:千様
紹介
『猟奇事件カラ、化ケ物退治マデ オ引キ受ケ致シマス』
容姿端麗、性別不詳、性格破綻、少年の容貌に不釣り合いな老成した雰囲気を持つ「清廉潔白探偵事務所」所長の黒い小悪魔 聖 玲(ひじり れい)
性悪、万能、毒薬コレクター、優男で謎の多いボケボケ執事の巽(たくみ)
この二人を中心に繰り広げられる大正ロマン ミステリ風、短編物語。
「清廉潔白探偵事務所」シリーズ ノベル第一弾。
レビュー
大正ロマン風怪奇ノベル。雰囲気重視の作品ですね。
容量は短編小説一話分ぐらい。幕間に挿入されるような部類の話でして、あまり内容を求めすぎると肩透かしをくらうかもしれません。
舞台設定と登場人物の持つ空気をぼんやり楽しむぐらいが丁度いいかと。
怪奇や魑魅魍魎から人々を救うという活劇もいいですが、こういう常に高みから見下ろしていて世の流れに対して無理に介入しない、という話も良いですね。
バレエの女の子達については少々不憫な気もしますけど。