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2018年08月16日
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「フランカ」

2009年08月11日
ジャンル:ノベル
DL:vector
制作:17
注意:15禁

物語の形

 紹介
違った風景に出会いたければ、ぼくは歩き出すだろう。
きみが何かを提案すれば、ぼくはそれに応えるだろう。
舞台裏の少年。忘れられた花束。黒い男。絵描き。道は、まだ決まってない。

選択肢でいもづる式に分岐していく短編ノベルです。
性を連想させるシーンがあります。苦手な方はお気をつけください。

※2週目以降のプレイには、タイトル画面から「index」(サクイン)をご活用ください。


>以上紹介文より転載


 レビュー

黒色ノートに白く浮かび上がる不条理世界16話。
これという目新しさはないですが、面白く調理された作品だと思います。
不条理と暗さを両立した作品なので、人を選ぶかもしれませんね。

主人公は「ぼく」。
とある演劇場の裏で美しい少年と出会い、物語が始まります。
彼(ぼく)を介して知らされる物語は非常に不可解で、捉えがたいものがあり、こちらを困惑させます。辿る物語によっては、終わり方が意外過ぎて唖然としてしまうかもしれません。
それでも一つ一つの終わりを迎えていくと、だんだん見えてくるモノがあると思います。

根底にあるのは、完成された世界であり、人と人とが絡み合った、しっかりとした一つの物語です。

ADVゲームに必要とされるのは、読ませるものと心に残るものだと思います。
読ませて心に残る作品――ぐいぐいとプレイヤーを引っ張り尚且つやって良かったと思わせる作品であれば申し分ないのですが、そう簡単な話ではありません。

そういった意味で今作は、
単なる完成された悲しい物語に終わらず、それをバラバラに切り刻む→→不条理ものとして不可解さを出す→→不可解さからプレイヤーが読まされる、
という判りやすい形でその両立をはたした興味深い良作だと私は感じました。

(その逆という可能性もありますけど……)
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