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2024年04月27日
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「ラスティ混沌旅社から」

2009年09月14日
ジャンル:3Dアドベンチャー
DL:作者様HP
制作者:kahara
攻略:一番下に記載




 紹介
ある旅行会社の招待で南の島へ……
の、筈なのに何故か今貴方は荒れ果てた山奥で迷子になっている。

別世界ひとりぼっち観光旅行(?)アドベンチャー。



 レビュー

MYSTちっくなアドベンチャーゲーム。
探索してよし、眺めてよし、迷ってよし。
美しい風景と小物がひかる作品です。


いやー、かなり凝った作品なのではないでしょうか。
当たり前ですけど、行く所見る所みんな3DCGが用意されていまして見てるだけで面白いです。3DCGは脱出ゲームなんかでよく見かけますけど、今作の場合、別世界の風景を写した物が多いので楽しさが違いますね。特に市場の中で、食べ物を見ているときが一番楽しい! 調理音なんかも加わり実に美味しそうでした。(ガツガツ食べ歩くイベントが欲しかったかな……)。
CGの他にも、先ほど書きましたが効果音やBGMの使い方が上手くて良かったと思います。ストーリー上なぜか主人公は始終一人ぼっちなんですが、それでも人ごみの声(?)や場所にあった環境音が流れていて臨場感は保たれていました。気分は一人ぼっち観光旅行。
旅行は好きだけど人ごみが苦手な人にオススメなのかもしれません。私もそんな一人です。


さてさて、
今作は作者様の前作「gajua--ガジュア--」と少し繋がりがある作品です。舞台が同じであり、時系列でいうと過去にあたる話でしょうか。
前作をやっていないと、プレイ中色々と混乱する事があるかもしれません。唐突に出てくる人名や地名など固有名詞が辛いところ。

ただ……、前作も前作でプレイヤーを混乱させる要素がないとはいえません。作者様の作風っぽくて、内容にほんのり霞がかかっているのがデフォなんです(それがまた魅力的)。
二作を見比べると、今作の方がMYST的という点ちょっとキャッチー。その分私はコチラからプレイした方がいいかなと思います。
今作が楽しめたら、是非も前作もプレイしてみてください。気持ちがスカッとする女性視点の恋愛ゲーです。


一応攻略っぽい物を書きました。つづきからどうぞ。
勿論ネタバレですので、注意してください。
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つづきはこちら "「ラスティ混沌旅社から」"

「Treasure hunter LANDY」

2009年07月08日
ジャンル:探索系脱出ゲーム
DL:作者様HP
制作者:abc男
攻略:のすのすブログ

冒険冒険!


 紹介

調べる・押す/引く・しゃがむ・アイテム!

四つの操作を駆使して難関ダンジョンを攻略しよう!

一発死満載の冒険アドベンチャー!

セーブは後悔しないように、ずらして小まめに!



 レビュー(と長たらしい無駄話
探索色の強い脱出ゲーです。
脱出ゲームというと、
コマンド入力ADVと同じぐらいゲームの中では敷居が高い部類なのではないでしょうか。
案外、脱出ゲー愛好家を自負しながら攻略サイトとズブズブ…なんて人もいらっしゃる筈。
――まぁ、私の事なんですけど。



↓以後、無駄話


その"敷居の高さ"というモノを考えてみるとコマンドADVと似たような話でして、
とある暗号部分を悩みぬいた末に攻略できた時、
「ああー! そこ見落としてたわ! なんで思いつかなかったんだろう!」と叫べれば最高に気持ち良いのですが、
「解るかー! そんな発想作者以外できないよ! バカ!」だとゲームやってるのか拷問受けてるのか解らなくなります。
…いや別にヌルゲー化しろという話ではありません。
辛くも難しく、しかしクソゲーではない、そんな解ける楽しみを大切にしたゲームをしたい――というのが脱出ゲーム愛好家の気持ちだと思います。

けどけど、「やっぱり難いよ…」と嘆きたくなるのがヌルゲーマーの心情。
AMゲー「品川魔人学園」において、ヌルゲーマーとスコアラー(ゲームスコアに命を賭ける廃人級ゲーマーの一種)がゲームセンターで(拳を交え)戦うという羽が生えたイベントがあるように、この辺りの利害関係はなかなか複雑で、昨今においても話題の種になっています。

果たして両者のいざこざはヌルゲーとムズゲーで住み分ける方法でしか解消できないのか?

そこで活きてくるのが『名作』というもの。
子供も大人も廃人もお姉さんも一緒に楽しめる、そんな夢のようなゲームを世の中では名作と呼んでいます。
でも実際は"楽しめる"ではなく"楽しむように作られている"わけで、評価や結果のように語られる事が多いですけど本来は「名作」も良作、鬼作、奇ゲー、ネタゲー、キャラゲーといったゲーム自体のステータスと同じように語られるべき言葉ではないかと私は思っています。


↑ここまで無駄話

そして、今作「Treasure hunter LANDY」(以後Thl)はそんな名作と呼べる作品の一つです。
脱出ゲームという敷居が高いジャンルながら、多くの人が遊び満足できる作品なのではないかと思います。

その根拠に、世界観が解りやすい事が挙げられます。
脱出ゲーに世界観?と言われるかもしれません。でも、案外脱出ゲーにおける世界観って重要でして、それによってプレイヤーの構えが変わってきます。

例えば洞窟・森林の場合は、岩の突起や木の窪みに何かが置かれているのがお決まりです。
部屋やビルの場合は、机の影や額縁の裏などに念頭が置かれ易いです。
牢屋なら、だいたいベッドの一部や鉄柱が外れます。
このように世界観は脱出ゲーにおけるヒントであって、之を裏切ると上記のような「作者以外解らねーよ」となってしまいがちです。

で、今作の世界観はといえばファンタジーの遺跡探索モノ。
これは殆どの日本人ゲーマーの得意分野です。
日ごろの和製ゲーム生活で養われた発想力があります。
パソコンや金庫よりも石像や氷の道の方が解りやすい!

けして難易度の低い作品ではありませんが、解りやすく面白いのが今作です。
正解が解った時、「あー何で此処見逃してたかなー。なるほどねー」と唸る事のできるゲームでもあります。
攻略のために必要となる発想がドラクエレベルなので、ヌルゲーマーも安心な作品です。
そして、作者様の優れた技術が光り……

良作兼名作を非常に楽しませて頂きました。感謝感謝。


(なにが名作なのか、という定義はおいといて…)

「八月村三丁目一番地」

2009年06月22日
ジャンル:コマンド入力ADV
DL:vector
制作者:ue
攻略:一番下にヒントを書きました

試行錯誤する楽しみ

 紹介
あの夏おいてきた、あの子へ会いに。
夏の終わりに、奇妙で懐かしい、気がしないでもない、不思議な体験。
シーン探索系のコマンド入力型ADV。


>以上紹介文より転載


 レビュー
個人的に「コマンド入力ADV」というと、"恐ろしいゲーム"というイメージがあります。

私の子供時代、なんとなくゲームをやっている時代です、周りにあるのはなんとなくやっていればクリアできてしまうゲームばかりでした。声を掛ければ笑顔で当たり前のように遊んでくれるお兄さんお姉さんみたいな存在です。
そんな世界に突如現れた無表情のお爺さんが「コマンド入力ADV」でした。
子供の観察力、言語能力と応用力では全く刃が立たず、何をすれば良いのか、何を楽しめばいいのか、サッパリ得る物無しに放棄した記憶があります。そして時が経ち、ふとネットで攻略情報を調べて絶句したのも良い思い出。「時間を返せ」というのが正直な感想です。


無駄話はさておき、
トラウマを抱えた私が今作を遊ぼうと思えたきっかけに、この素晴らしい文章があります。
もしかしたら、この方のゲームなら、楽しめるかもしれない!
と思い、結果、大正解でした。
良い感じにヒントが埋め込まれており、全くの初心者でも簡単な探索から少しずつ深く掘り込んでいけるよう配慮されています。まるで教科書のように丁寧に楽しさを教えていただきました。


コマンド入力ADVには、
「ドア 開ける」「コップ 拾う」など「何を+どうする」を考える入力面や、
目の前の映像から何が可能か見つけ出す観察面、
コチラの入力にゲームが返す反応、そこから如何にヒントを探るかの対話面、
などなど、色々な思考能力が必要とされます。一種のスポーツみたいなものではないでしょうか。
確かにゲームなのでクリアを目指すのですが、それよりなにより、夫々の思考がカチリと噛み合いゲームから新たな反応が返ってきた時の感動がたまらないですね。

今作はその道を行かれる玄人には優しすぎるかもしれませんが、このジャンルをやった事が無い人や私のように敬遠している人が味を覚えるには最適なゲームかと思います。

攻略サイトは調べておりません。苦しみましょう、いえ、楽しみましょう。



とはいえ、少しヒントを。

真昼間ですけど、困った時は星に聞いてください。
あとEDはひとつじゃないです。
うろを調べてください。

「Heaven …誰モ君ヲ知ラナイ…」

2009年06月06日
ジャンル:心理探索アドベンチャー
DL:vector
製作者:たご
攻略:上記作者HP参照
補完:外伝的小説「identity in the heaven」
必要:RPGツクール2000 RTP

花束の横にいるのが貴方


 紹介
記憶喪失の主人公を操り、2Dマップ上を探索する
目的は「ある人物」の心理の解明
断片的に現れる幻影は何を訴えているのか
「想像と理解」をテーマに、RPGツクール2000で製作したアドベンチャーゲーム


 レビュー
(超激辛の方へレビューを送らせて頂きました)


 +補足
 システムは本当に脱出ゲームみたいな感じです。
 つまり、「謎解きは頑張りすぎず、ストレスが溜まる一歩手前で素早く攻略へ」が大事です。
 ついでに勝手に攻略の補足も(キー→14番目 名前→相沢友弘


 word→少年犯罪 体験と確認の差 客観性に喰われる自我 母と子 相互理解の壁(霧)
つづきはこちら "「Heaven …誰モ君ヲ知ラナイ…」"
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