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2024年11月24日
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「八月村三丁目一番地」

2009年06月22日
ジャンル:コマンド入力ADV
DL:vector
制作者:ue
攻略:一番下にヒントを書きました

試行錯誤する楽しみ

 紹介
あの夏おいてきた、あの子へ会いに。
夏の終わりに、奇妙で懐かしい、気がしないでもない、不思議な体験。
シーン探索系のコマンド入力型ADV。


>以上紹介文より転載


 レビュー
個人的に「コマンド入力ADV」というと、"恐ろしいゲーム"というイメージがあります。

私の子供時代、なんとなくゲームをやっている時代です、周りにあるのはなんとなくやっていればクリアできてしまうゲームばかりでした。声を掛ければ笑顔で当たり前のように遊んでくれるお兄さんお姉さんみたいな存在です。
そんな世界に突如現れた無表情のお爺さんが「コマンド入力ADV」でした。
子供の観察力、言語能力と応用力では全く刃が立たず、何をすれば良いのか、何を楽しめばいいのか、サッパリ得る物無しに放棄した記憶があります。そして時が経ち、ふとネットで攻略情報を調べて絶句したのも良い思い出。「時間を返せ」というのが正直な感想です。


無駄話はさておき、
トラウマを抱えた私が今作を遊ぼうと思えたきっかけに、この素晴らしい文章があります。
もしかしたら、この方のゲームなら、楽しめるかもしれない!
と思い、結果、大正解でした。
良い感じにヒントが埋め込まれており、全くの初心者でも簡単な探索から少しずつ深く掘り込んでいけるよう配慮されています。まるで教科書のように丁寧に楽しさを教えていただきました。


コマンド入力ADVには、
「ドア 開ける」「コップ 拾う」など「何を+どうする」を考える入力面や、
目の前の映像から何が可能か見つけ出す観察面、
コチラの入力にゲームが返す反応、そこから如何にヒントを探るかの対話面、
などなど、色々な思考能力が必要とされます。一種のスポーツみたいなものではないでしょうか。
確かにゲームなのでクリアを目指すのですが、それよりなにより、夫々の思考がカチリと噛み合いゲームから新たな反応が返ってきた時の感動がたまらないですね。

今作はその道を行かれる玄人には優しすぎるかもしれませんが、このジャンルをやった事が無い人や私のように敬遠している人が味を覚えるには最適なゲームかと思います。

攻略サイトは調べておりません。苦しみましょう、いえ、楽しみましょう。



とはいえ、少しヒントを。

真昼間ですけど、困った時は星に聞いてください。
あとEDはひとつじゃないです。
うろを調べてください。
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