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2017年10月17日
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「群青蝶」

2009年10月10日
ジャンル:超蝶短編ノベルゲーム
DL:ふりーむ
制作者:小倉ハムスター




 紹介

その美しい青い羽根は、ぼくを虜にさせた。

>以上紹介文より転載


 レビュー

子供視点で描かれるどこか懐かしいオーソドックス・ホラー・ノベル作品です。
短編作品でプレイ時間は15分ほど。
わりと穏やかな夏のホラー作品ですので、ホラーが苦手な人にもオススメできる作品だと思います。


舞台は主人公の親の実家であり、祖母が暮らす田舎。
主人公は小学二年生の夏にそこを訪れ、祖母と挨拶を交わすもそこそこすぐさま野に駆け出していく、そんな元気な男の子です。
「冒険だー」と駆け出していく内、"ある怪異"と出くわし災いを被ってしまうのですが、それに対するリアクションが実に子供っぽい。ホラーゲームの主人公に適当かどうかは微妙な所ですが、「あー、判る判る」とついつい懐かしく思ってしまう感じです。
あんまり子供っぽいから、こちらが勝手にハラハラしてしまいます。危機管理の無さが逆に面白いです。

変な言い方ですが、そんな彼に対する怪異の方も子供視点にピッタリなものが用意されています。
一見怖くありません。不思議な雰囲気を漂わせ、心引かれる存在なんです。だけど、不用意に触れてしまうと……
そんな怪異です。


私がこの作品をプレイして懐かしく感じるのは主人公が子供というのに加えて、「花子さんがきた!!」というアニメを思い出したからです。
ほわほわほわほわ花子さーん、というフレーズが印象的なあれです。判る人いますかね? 一応私もゆとり世代なのでオッサン臭がられる心配はないと思いますが……(汗)
実際比較してみるとあまり共通点はないかもしれませんが、短い作品ながら少しずつ少しずつ怖さを積み上げていって最後にビクッとさせる構成なんかが近く思えて、故郷に戻ってきたような気持ちになりました。
ホラーの故郷。オーソドックス・ホラーと書いたのはそのためです。

子供とホラー、そしてちょっとした不条理と温かさ。
児童がスラスラと食品原材料を読み上げる所など一部のコメディ描写は別として、かなり纏まった、「花子さんがきた!!」に追加されてもけして見劣らない作品です。
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