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2024年11月24日
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「休談_11話_civ内1ターン」

2009年11月26日
関連:「Dwarf Fortress





最近「ルビコン―共和政ローマ崩壊への物語」という本を読んでいまして、こういった本を読んでいると無性に「Dwarf Fortress」というゲームがやりたくなってきます。そして「Dwarf Fortress」の事を思うと、まだ見知らぬ文明、それが持つ巨大な歴史像について知りたくなってきます。
ゲームって基本勉強の邪魔ですけど、知識欲をくすぐる側面もありますよね。

本の方は題名の通りローマを扱った内容のものです。ページ数は多いですが、訳者の書き方が固くなく、一部読みにくさはあるものの分かりやすく興味深い御話が多く載せられています。
図書館で借りる本としてはオススメです。

そして本題、ゲームの方。
「Dwarf Fortress」は外国製の入植/冒険SLGフリーゲームです。

内容としては、
ドワーフの国から送られた開拓者達が新たな地で要塞を建設し、そこで自給自足をしながらどんどん要塞を大きくしていく――そんなゲームです。

・穴を掘り、住居を造る。
・土を耕し、農地を造る。出来た作物は倉庫へ。
・木を切り、鉱石を掘り、倉庫に運ぶ。
・倉庫に蓄えた材料で料理や生活用品、交易品、武器等を作る。
・襲ってくる狼や鷲など外敵から身を守るため、身体を鍛える。
・交易商人を呼び込む為に土地を整備し、道路を敷く。
・執務室を作り、食堂を作り、個室を作り、要塞をより住みやすくしていく。
・噂を聞いて新たなドワーフ達がやってくる。
・↑を繰り返し、要塞を大きくしていく。
・ある程度大きくなると悪しき者達が攻めてきて戦争に……

大雑把に挙げていってもやる事が沢山あるゲームです。
それをみんな細かく自分の思い通りにできるのですから、SLGが好きな人には堪らないゲームなんです。
最近では有名になった「Civilization」、あれの"開拓者"を大きく取り上げた作品だと考えると分かりやすいかもしれませんね。

超激辛様でもレビューされた事があり、非常に骨のある外国製フリーゲームです。「外国製フリーゲームは取っ付きにくいけど、面白さは和製以上」とおっしゃる人もいます。そんな人達の思う所の片隅にはこんな作品があるのではないでしょうか。

相当なゲームオタク向けなので安易にはオススメできませんが、
一大文明も一つの入植から。Civilizationも開拓者一つから。ローマも言い伝えでは「ロムルス」と「レムス」という兄弟の手によって始まったそうです。
そういう文明の起こりに思いを馳せられます。

私としては、今作は『教材』として捉えておきたい、そんな作品です。
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「時と共に」

2009年11月25日
ジャンル:"時"を題材とした物語
DL:ふりーむ
制作者:raimu




 紹介
10分程度で終わる短編ADV
“時”を題材として作っています(つもり
舞台は現代です。
選択肢一つしかなく、ゲーム性はあんまりありませんが、一度プレイしてみてくださいな。
エンディングは二つあります。


>以上紹介文より転載


 レビュー

死にゆく主人公が最後に思う、"時"の思い出とは。


ツクール製のADVです。現代を舞台にした不思議な御話。
「時間」について、ストレートなストーリーが描かれています。

かなりのストレートなので、若干展開が普通過ぎる気もしますね……。
でも、これはこれで良いと思います。驚きや印象は薄いかもしれませんが、そういうのを求め続ける人生の中、時にはこういう作品もやってみると逆に新鮮という事もありますよ、きっと。

私は面白く感じました。
時間、悔恨。誰もが抱えるテーマではないでしょうか。

「Funeral Summer」

2009年11月24日
ジャンル:15禁ボーイズラブADV
DL:作者様HP(9/5まで)
制作:*coelacanth*
注意:BL要素




 紹介

夏は別離の季節。暑さと焦燥が人を狂わせます……。

・同級生にストーカーされてる主人公のお話。
・舞台はアメリカです。
・アメリカの学校は卒業式が5月末~6月です。
それから夏休みを経て新学期または新生活に入ります。
以上を前提としてプレイして下さい。

※夏の話ですがスッキリ爽やかではありませんので注意。


>以上紹介文より転載


 レビュー

数日限定で公開されていたインモラルBLゲー。(9/5停止)

紹介の通り、主人公ケイ(画像の青年)が同級生エバにストーカーされる御話です。

変態が出てくる事は知っていましたが、こういうタッチで描かれた変態だとは……。甘くみていました。「抱きたい」は幾ら変態でも控えるでしょ……。抑え切れてない感じが、洒落になりません。
作中ずっとエバは気色悪さを積み重ねていきます。
かなりキツイ奴です。行ってます、向こうの世界にw

そして、ED3。
内容的には一番ヤバイEDなのですが、そこでケイの精神力の強さが少し感じられて良かったです。
このEDを見て「意外とBLとマジな変態の組み合わせもアリなのかも」と思ったり。
乱魔猫吉先生の気楽なマンガで育った人間なので、こういった雰囲気のBLは凄く新鮮でした。

「ひこうき雲」

2009年11月23日
ジャンル:何気ない最後の一日
DL:vector
制作者:P177・ミツコ
注意:BL要素




 紹介
ひこうき雲を追いかけて、僕と彼は出会った 
その日から、僕たちは一緒にいる 
 
大きな窓のある部屋
海に近い街並み
それから、君と僕

それが日常に変わりそうなある日
僕は旅立ちを決意する

最後の日、僕と彼はいつもどおりに過ごす
明日はさよならだけど、今日は一緒にいるから

何気ない最後の一日をえがいた、短いおはなし


>以上紹介文より転載


 レビュー

僕と彼の最後の一日。
いつも通りの、ある一日。

内容としては、
それまで長らく一緒にいた彼との別れを明日に控え、僕が過ごす一日間。というもの。

全体的にふわふわしており、つかみ所がない作品です。
色々と気になってしまう人は想像力が鍛えられると思います。
そういう雰囲気だから……何でしょうこの感じ?
変な表現ですが、ケーキはケーキでもスポンジ生地に薄く生クリームをぬったケーキ――苺もチョコレートも無いけど、生地と生クリームが好きな人には実は嬉しい一品、そんな印象を受けました。
ていうか、伝わりますかねこんな表現で(汗

私はETOにて兎太・亥木兄弟のシチュー話が好きなのですが、あんな風に何気ない会話なんだけどどこか魅力的で、ふと実生活の中で思い出してホッとしたりする……そんな雰囲気ある御話が、短編ながら濃く描かれていた気がします。


いやはや、会話を読んでてずっと思っていましたが、
すがすがしい人達ですね、僕と彼は。
少し憧れます、ほんと。

「見えない銃口」

2009年11月17日
ジャンル:謎解き脱出系
DL:vector
制作者:baron
攻略:作者様HP(ツクール→見えない銃口→「見えない銃口」攻略ページ)




 紹介
目が覚めた先は、牢屋の中だった。
薄い意識の中で聞いた声。
「私を殺せ」
それが、脱出できる唯一の方法らしい。
仕掛けられたゲーム。
あなたは、生きて元の世界に戻れるか。

>以上紹介文より転載


 レビュー

牢屋との、
時間との、
見えない敵との、
勝負もといゲーム

スリリングなツクール製脱出ADVゲームです。


この作品が2005年製ですから映画『saw』も既に五年ぐらい前の作品になりますね。
かの映画と初対面したときの感触が今でも新鮮に残っていますから、あまり昔という感じが致しません。
まさかあれから○○まで続くとは……いや、さすがに二桁はないか。


さて、
そんな今後も期待大なsaw。今作は恐らくその愛好者の手によって作られたであろう作品です。
ツクール製探索ゲーは人気のあるジャンルですけど、加えてsaw好きであれば尚更楽しめると思います。

時間があればクリア後でも攻略ページを見ることをオススメ。
ストーリーの解説がされています。味わいの方、いっそう深くなるかと。