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2024年11月22日
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「空想作家」

2009年06月19日
ジャンル:心理探索サウンドノベル
DL:vector
制作者:ZERO様

私は迷わず少年


 紹介
吉里吉里で製作した怪奇風味のサウンドノベル作品。

なぜか、赤い部屋の赤い椅子に座らされていた。
どこからともなく聞こえてくる声。
声は質問を投げかけ、質問には何の意味があるのか?

語られる不可思議な話。
失われた記憶とは関係があるのか?

とにかくよく意味のわからない、不可思議な物語。
というかゲームの定義がわからない。
一応サウンドノベルだと思います。


>以上紹介文より転載


 レビュー
始まって見ると古いミステリーの世界に入り込んだような感覚です。

意味も知れずに突然隔離されてしまったプレイヤーの分身に、"彼ら"はこれまた意味のしれない質問を淡々と投げかけていきます。鮮やかに映し出される画像と聞き心地の良いBGMの間、作業的にそれは進み、いずれ終わります。すると今度は休息のためにと不思議な小話を聞かされる。さて、また質問が始まり……
いつか全ては終わり、彼らとプレイヤーの間に決着がつけられます。そこで貴方の眼に映る光景は――

と、いった作品です。
作業的な空気が嫌いな方にはオススメできません。
あと様々なEDに分岐するのですが、そのコンプリートを目指すというゲームでも恐らくありません。
少々と言わず、かなり異質な作品です。
ある意味ADVとして遊ぶのではなく、何か占いツールの一種として考えた方が楽しめるかもしれませんね。
しかし、作者の挑戦的な試みが実に素晴らしく形をなした作品だと私は思います。

そして、この作品は「空想シリーズ」として次の作品に繋がります。
空想怪奇」というのですが、実に鮮やかに変化・進化しています。
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