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2024年04月26日
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「THE DUNGEON DIVER」

2009年12月28日
ジャンル:"ゲームブック"ライクRPGライクADVゲーム
DL:vector
制作者:ぽこぺん




 紹介
往年のゲームブックのようにシンプルで奥深いシステムなRPGです。
グラフィックなしの文章で迷路を表現しています。
イベントも怪物との戦闘もゲームブックのように選択式でサイコロを振って解決して行きます。
迷宮の謎を解き明かしてください。


>以上紹介文より転載


 レビュー

『さあ、ページをめくりたまえ』

"ゲームブック"ライクRPGライクADVゲームです。
RPGゲームの展開を運ぶ面白さ、ADVゲームの表現の自由、ゲームブックのシンプル性。
それら上手くバランスのとれた珠玉の短編作品であります。


内容としては、、、といつもなら適当なストーリーを書くのですが、今回は省略します。ゲームの開始時にゲームブックではお馴染みのステータス設定や戦闘方法の説明などと共に物語の背景もちゃんと説明されます。恐らくそちらを読んだ方がグッと作品に入り込みやすいでしょう。

かわりにザッと作品の概要を並べますと、
今作は題名の表す通り、ダンジョンアドベンチャーです。それも3Dダンジョン。↑上の画像の通り全ては此方に語りかけてくる文章で表現され、絵や背景などは一切ございません。迷宮の構成物質は文字とサイコロ、緊張感のあるBGM、プレイ時にはきっと手元に用意されている事であろうマッピング用の方眼用紙、そしてプレイヤーの想像力、之等に足ります。

3Dダンジョンゲーという事で、マッピングが重要になりますね。短編作品なのでマップの確保さえできれば30分も掛からずクリアできてしまいます。逆にいえば、マッピングしないと簡単に解ける謎も一向に進みません。
面倒と思うかもしれませんが、ダンジョンゲーの醍醐味は"マップを埋める"事にあります。今作は実にシンプルなゲームですので、手軽にその面白さを知る機会として適切な作品なのではないでしょうか。

また、マッピングに欠かせないのが方眼用紙ですが、どうしても手元に用意できない場合はコチラのフリーのマッピングツールを使用すると良いかもしれません。これがベストかどうかは判りませんが、ほどほどに使いやすく重くないツールです。
ちなみに、こんな感じ↓(表示されるマップと今作は全く関係ありませんので、ご安心を)

(オススメの表示設定は上から、灰、白、黒、明るい黄、明るい緑です)


さて、蛇足。

今作はRPGやADVに近い作品に見えて、実の所一番近い作品として「ラムラーナ」とかが挙げられる作品なのではないかと思います。
勿論ラムラーナはACTですし、比較画像を出すまでもなく寝言確定です……。
しかし、ラムラーナって単なるACTなんでしょうか?
同じように、今作は単なるRPGっぽいADVなんでしょうか?
私はどちらもシンプルにアドベンチャー(冒険)を表現した作品だと思います。表現するだけに終わらず、プレイヤーが体験(ゲーム)できる冒険がしっかりとそこにある作品です。

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