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2018年01月20日
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「夢越しの空」

2009年07月05日
ジャンル:童話的ノベルゲーム
Dl:vector
制作:17

空から手のように伸びてくる


 紹介
之と律が完全に別々で作った童話的ノベルゲーム。
以下の二つがセットになってます。

●籠の旅人 -Yuki's story-
目が覚めると見知らぬ人、徐々に記憶をとりもどしていく僕、アレとはなにか、僕の知らない世界とはなにか。

このゲームは特殊なシステムを採用してますので
一度クリアしても終りが見えるまで何度でも始めることをオススメします。
(後書が出てきたら既読率100%です)


●トリノエ -Ritsu's story-
空から手のように伸びてくるトリノエ。無数の鳥が群がって、この雲を侵していく。
分岐ナシの短編オムニバス。


>以上紹介文より転載


 レビュー
趣の違った二作品が一緒に入った作品。
どうしてこういう形式になっているのかは謎です。
二作品とも不思議な雰囲気をもち、あわない人が読むのはかなり辛い作業だと思います。
ただよく判らない世界観に想像を膨らませるのが好きな人にはオススメできる作品です。


私は特にトリノエに感動しました。

空から伸びる手のような形の雲「トリノエ」。
襲ってきたり、危害を加えるものではない。
ただそのトリノエが、自身の重さに耐え切れずに降りてきたとき、
その中にはらんだミストのバランスが崩れて溢れ出してしまうのだ。
だからバランスが崩れる前に、ミストが危険なものに変化するまえに、鳥に食べさせる。
それが私達の役割で、生きるすべだ。

>以上作中より

"トリノエ"という気象現象のような超常現象のようなものを中心に不思議な世界を描いた短編です。
一度読み始めると圧倒的な想像力の渦に飲み込まれて、もがく事になります。
トリノエは勿論、そこに住む人間、大鳥に乗る少年、大地、海どれも私達の住む世界とは違っていて、理解しずらく、そして興味深いです。生っぽい異世界の塊、といった感じでしょうか。
宮崎駿作品を初めて読んだ時の気分を思い出しました。
是非とも同じ世界観の長編を読んでみたいと思わせる、異世界短編作品の良作です。
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