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2018年07月21日
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「サバクの船」

2009年06月17日
ジャンル:シリアスファンタジー
DL:作者様HP
製作者:A.Tonbo

砂漠の地平線が印象的

 紹介
内容は、砂漠を渡る船が存在する世界が舞台のアドベンチャーノベル。
人生に敗れた者のシリアスな回想録風の文章展開になっています。
理想と現実、善と悪などを題材にした希望の無い暗めの物語です。
選択肢はなく、20分もあればゆっくり読み終わります。


>以上作者HPより転載


 レビュー
海のように広がった砂漠を交易船が行き来する世界。
大地の民でありながら雑用として異民族の船で働く主人公。厳しい労働だけに一日が消費される、そんな日々の連続の中にいながら、彼の心境のバランスはどこか落ち着きを得ていくようだった。
しかし、そんな彼の目に一人の女性の姿が映った時……

主人公の心情の移り変わりが話の主軸となっており、世界観そのものは余り深く描かれておりません。
ただこの世界観は、作品の雰囲気が催すある種の生々しさを薄める役目として必要だと感じました。「タイムマシン」とかもそうですけど、「御伽噺だしね」と思わせる機能としてファンタジーというのは本当に優秀だと思います。SFも好きですけどね。

けして感情移入し易い作品とはいえませんが、最後まで醒めたまま生きる(もしくは死に行く)主人公に少々感じるものがありました。


+追記(盛大に書き忘れた…)

そして特筆するべきは、作者様が書こうとした善と悪というテーマ。
作品上では「光の中の闇」という形で最後に語られています。
既に日本ではアニメ等で描き古された感もあるテーマですが、改めてこう端的にシンプルに示されると眼から鱗が落ちるというか、非常に旨く描かれていると思います。

こういうのが好きな人にはコチラの話もオススメ→→「コビト
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